見出し画像

Good company その1 メルカリ

こんにちは。Shunzoです。
読んでいただきありがとうございます。

先日書いた記事で予告しました、将来性のある事業や、地球環境に良い取り組みをしている企業紹介の第一弾です。


株式会社メルカリを取り上げます。(2023年4月23日時点)

事業内容:
フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用
Fintech

なぜピックアップしたか:
地球環境への貢献度が高く、成長性が高いと感じたためです。
自分には不用品だが、他の人には需要があるものを個人間で売買できる、身近で、使いやすく、大規模な循環型システムを作り出した功績はすばらしいと思います。

メルカリの2022年11月28日のプレスリリースによると、累計利用者数は約4,800万人、累計出品数が30億品を突破したとのことです。
私自身、主に本を売ったり、買ったり、結構利用しています。
売るときは、本の買取店で売るよりも高く売れます。
売れた時の嬉しさも感じます。

メルカリが2022年8月9日に公開した2022年度版サステナビリティレポートによると、メルカリでの取引によって年間約48万トンのCO2排出を回避、出品されたことで回避できた衣類廃棄量は日本における年間廃棄量の約8.8%とのことです。

アメリカでも事業を展開しています。
色々なサイトを見ると苦戦しているようではありますが、アメリカでは昔からeBayがあるので簡単ではないだろうなとは思います。
しかしながら、メルカリUSの月間アクティブユーザーは500万人を超えています。
すごいことです。
アメリカには約3.3億の人がいます。
今後の成長に期待です。


売上高:
すばらしい成長です。
2023年6月期の通期予想は開示していませんが、成長に期待です。

株式会社メルカリ 有価証券報告書の情報より作成

「売上高」補足:
企業の商品がどれだけ売れているか。
企業がテリトリーとしている市場の規模もある程度わかる。
多事業展開をしている企業はセグメント売上高も見る。


売上総利益、売上総利益率:
メルカリでは、手数料収入である10%を売上高としているため、売上総利益、売上総利益率は極めて高いです。2022年6月期に売上総利益率が減っているのは気になります。

株式会社メルカリ 有価証券報告書の情報より作成
株式会社メルカリ 有価証券報告書の情報より作成

「売上総利益」補足:
売上総利益(売上高ー売上原価)、売上総利益率(売上総利益 ÷ 売上高 x 100)は、コストに対してどれだけ付加価値付けて高く売れるかなので、ある意味商品力がわかる。


EBITDA、EBITDAマージン:
単純化のため、「営業利益+減価償却費及びその他の償却額」で計算しています。
売上向上のための広告宣伝費が多額と思われるため、営業利益もEBITDAも低い水準です。

株式会社メルカリ 有価証券報告書の情報より作成
株式会社メルカリ 有価証券報告書の情報より作成

「EBITDA」補足:
EBITDA(Earnings Before Interest, Tax, Depreciation and Amortization)は、業界や国の違いによる減価償却費や償却等の影響をなくした企業の収益力がわかります。
EBITDAマージン(%) = EBITDA ÷ 売上高 x 100


資産と時価総額の比率:
2023年4月23日現在、資産の金額を時価総額が上回っています。
今後、さらなるブランド強化、ビジネスモデルの強化によって市場からの企業価値の評価が高まることを期待します。

株式会社メルカリ 有価証券報告書の情報より作成

「資産と時価総額の比較」補足:
株主からの無形資産の評価の目安と考える。
無形資産とはブランド、特許、技術力、社員の能力等、一部を除いてはバランスシート上に載らないもの。
バランスシートの右側の資金調達(負債、純資産)の結果が左側の資金運用状況(資産)になっているので、バランスシートの左側と時価総額を比べることでバランスシート上に表せない企業価値の目安になると考える。
市況によっても時価総額は変わるのであくまで目安。


以上、将来性のある事業や、地球環境に良い取り組みをしている企業としてメルカリを紹介しました。

※投資は自己判断でお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?