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【アドベントカレンダー】少し真面目にアニメを見るようになった話

タイトルはちょっとズレてますが本投稿は『あなたの「好きなこと」のイチ押し本 Advent Calendar 2021』の16日目の記事になります。
他の投稿は以下のメディアパルさんの記事から読めるようになっています。

1.今年読んだ本

アドベントカレンダーに参加しましたが正直読書家と言えるほど本は読んでないです。小説は年に2冊程度、ラノベを3~5冊くらいなので1作品も追えてない程度、漫画は数作品読むが週刊誌を買ったり、立ち読みはしないのでリアルタイムで作品を追いかけてるとかはあまりないぐらいの人間です。
その中で今年読み始めた本を一部紹介します。

  1. Vivy prototype/長月達平、梅原英司

  2. 86―エイティシックス―/安里アサト

  3. 推しの子/赤坂アカ、横槍メンゴ

  4. 対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~/江島 絵理

ラインナップを見てわかる通り純文学とかは全く読んでなくてオタク寄りのオタクといった感じです。
ザックリいうと自分は楽しくアニメを見て、好きな本を軽く読み漁るだけオタクです。31歳になってやっとアニメの意義や監督の意図を少しはくみ取れるようになってきたのではないかと思い始めた1年でした。

2.真面目にアニメを見るようになった

2006年~2010年までは学生で大体1クールに15~20本のアニメを特に意味なく時間があるからという理由で見てました。2010~2018年くらいは今度は逆に意味なくほぼアニメを見てない時期になり、2019年あたりから見て無かった時期とリアルタイムのものをいろいろと見るようになりました。正直ここにもあまり意味はないです。時間があるから見る、時間がないから見ないみたいなもので作品選びの基準などはほぼ無い感じです。

2020年末に行った富野由悠季の世界や今年行った今石洋之の世界を見ることで監督の作家性や作風、伝えたいことなどに興味を持てるようになりました。そして今年はちょっと真面目にアニメを見るようになった。ちょっと真面目ってなんか変な気がしますがそういう気持ちで見れるようになったのは確かです。
あと、滑り込みで庵野秀明展にも行く予定です。

結構お値段しますが図録はネットでも買えます。今石展は売り切れちゃってました…

3.イチオシの本

好きだったアニメへの接し方をちょっと変えてくれた展示の話をしましたが展示はいつもやってるわけではないので、アニメを少し違う観点から見るために少し本を買いました。
その中のおすすめの2冊を紹介します。

3.1. アニメの輪郭/藤津亮太

漠然と有名監督や有名劇伴作曲家やスタッフなどは知ってるが、そもそもアニメは何のためにどんなものを表現するために実写と違い存在してるのかという疑問に陥ったときにラジオでおすすめされていたのが藤津亮太さんが書いた『アニメの輪郭』という本です。

「好きなアニメがある」と「アニメが好き」は大きく違う。

アニメの輪郭

という自分の過去と現在を表してるような一文で始まります。
内容としてはアニメが描いてきたもの(題材、家族など)、アニメを描いてきた人(監督、演出家など)、どのように描かれてきたか(漫画や実写との接点)の三部構成になっています。
読む前と読んだあとではアニメの見方が変わる良い本でした。世界初の長編アニメの『白雪姫』から今年公開だった『シンエヴァンゲリオン』までアニメが描いてきたもの描かなかったものをしっかりと論じてある最高の評論本だと思います。

3.2. 47歳、まだまだボウヤ/櫻井孝宏

アニメをもう少し違った観点から考えたときに手に取ったのが声優の櫻井孝宏さんのエッセイでした。ダ・ヴィンチで連載していたエッセイをまとめたもので、何度か雑誌では読んでいたので迷わずに買いました。
ちなみに櫻井さんの代表作には以下のようなものがあります。

ゾイド新世紀スラッシュゼロ ビット・クラウド
コードギアス 反逆のルルーシュ 枢木スザク
〈物語〉シリーズ 忍野メメ
PSYCHO-PASS サイコパス 槙島聖護
おそ松さん 松野おそ松
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ マクギリス・ファリド
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 岸辺露伴
鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編 / 無限列車編 冨岡義勇
呪術廻戦 夏油傑

最近だと鬼滅の刃や呪術廻戦に出演されている超売れっ子声優です。しかしエッセイではなんてことないただの47歳のおじさんといったちょっと演じたキャラと比べるとギャップがある感じがたまらなくいいです。遠い存在のようで近く感じれる。俳優さんも同じですがプライベートが見えることでまた違った作品の楽しみ方できるような気がします。
ダ・ヴィンチのYoutubeで担当の川戸さん(12月からダ・ヴィンチ編集長)と酒飲みながら連載について語ってるところも最高に好きです。

最後にこれ櫻井さん朗読でオーディオブックで出してください!!!!!
絶対売れる、俺は買う!!!!!
声優エッセイとオーディオブックの親和性は絶対に高いし、需要がある

過去記事

読書関連の過去記事です。



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