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交わりから生まれるコラボレーション

こんにちは。サツドラホールディングスの満留です。

その昔、当時勤めていた会社のキックオフで「早く行くなら一人で行け。遠くに行くならみんなで行け」ということわざを聞きました。チームワークの大切さを語るときの材料だったかな?と思いますが「上手いこというなぁ、その通りだなぁ」と感心したことを覚えています。

さて、僕たちサツドラは本社2Fに「EZOHUB SAPPORO」というコネクティッドスペースを構えています。

イベントが行われたり、

コワーキングスペース&シェアオフィスとして様々な職業の方々が仕事をされたり…サツドラの従業員も、そうでない人も思い思いの用途に合わせて使ってくれています。

オフィス運営の経験など1mmもない我々が四苦八苦しながら立ち上げたのがおよそ2年前。同じ北海道でチャレンジをする皆さんに手に届きやすい価格で快適なオフィス環境を提供することは「地域をつなぎ、日本を未来へ。」をコンセプトに掲げる我々らしい地域への価値提供ではないか?という考えからでした。

本当にありがたいことに多くの方にシェアオフィスをご利用いただき、シェアオフィスは今や満室。コワーキング会員さんの中からは人事の業務委託をお願いするパートナーさんが生まれるなど、たくさんのご縁も生まれています。

信じてやってきてよかったなぁ…としみじみ思う毎日ですが、今日はそんな入居者さんと、その入居者さんと我々が動かしているプロジェクトの一部をご紹介します。我らが祖業、ドラッグストア事業のパートナーとしても日々新たなチャレンジをしてくださっているありがたーいお方です!


サツドラの店づくりに伴走するパートナー

メディコム株式会社 山本剛司さん
北海道内の大学を卒業後、デジタル機器メーカー、映像コンテンツ制作会社、健康食品メーカーを経て、2016年に店舗の販促や映像プロモーションを手掛けるメディコム㈱を創業。モットーは店舗課題をデジタルの力と人間の温かいハートの両面で解決していくこと。

山本さんが入居されたのはEZOHUB開設と同時。サツドラとのお付き合いはさらに長く10年になるそうです。

「人の代わりに動画で接客を行うインフォマーシャルという手法を導入したのがお付き合いのスタートですね。そのうちサツドラの健康食品プライベートブランド”WellnessNavi”の商品開発もお手伝いするようになって、次第に関係性が深くなっていきました」


その後もサツドラの商圏に動画広告を配信して効果分析をしたり、動画広告を見た方が実際に来店したかをスマホの位置データを利用して検証するO2Oなど、店舗内で行われる様々なデジタル施策のお手伝いをして頂いています。最近では同じくEZOHUBに入居されているサイバーエージェント様、AWL様と協働で店舗内のサイネージに広告を配信する「Satudora InStore Ads」でも大きな役割を担って頂いています。


「店内に設置したAIカメラが収集したお客さまの行動とサツドラが保有する膨大な購買データ、広告配信技術を組み合わせて販促効果を高めたり、収益を生み出すことができるようにPDCAを繰り返しています。何年も前から店舗にAIカメラを活用し、データを蓄積してきたサツドラだからできる試みだと思いますよ」

AIカメラが個人を識別できない形で収集した来店客数や性別や推定年齢、どの売り場でどのくらい滞在して、どの商品を手に取ったのかというデータと実際の購買情報を組み合わせることで、店舗で起きているお買い物の実態が次々と目に見えるようになったそうです。


「例えばビールは午前中より夕方が売れますし、ベビー用品ならお子様連れの方が多い時間がいいことはこれまでも分かっていました。こういった情報をもとに、より見込客が多い時間帯にそれに適した広告を打っていく。ということをやっています。他にも何秒以上立ち止まって頂けると売上と相関関係が出てくるのかなどを検証していて、結果、”3秒”がキーになることもわかりました」

様々なデジタルツールとデータを組み合わせて、今まで目に見えなかったものを見えるようにしていく様子は、話を聞くだけでワクワクしますね…


失敗は必ずある。だからこそ大切なもの

EZOHUB最長老(とはいえ2年くらいですが)の山本さんに、今の環境について伺ってみました。

「EZOHUBができる前もオフィスにはよく訪ねていましたけど、アポ取って会議室で打合せして、すぐ帰るというのが行動パターンでしたよね。会議の相手以外とは接点も持たないしですし。今は1日出社すると多い時で何十人と顔を会わすし、言葉も交わすわけですよ。チャットやメールと違って、顔を見て”そういえばあの件…”みたいなコミュニケーションもあって、協働する上での環境は抜群に良くなったと思いますよ」

「サツドラとは色々なチャレンジをしていますけど、必ずしも全部がうまくいくわけじゃない。でも、失敗があるからこそ、リカバリーのスピード感や日頃のコミュニケーションが本当に大事です。その意味ではEZOHUBがその環境を実現してくれてるといえるでしょうね」


フラッと従業員がオフィスを訪ねてきたり、一緒にランチに出かけることもあるという山本さん。オン・オフともに環境を上手に活用されているようです。

「早く行くならひとりで行け。」

EZOHUBが実現しようとしていることは、みんなで行けば”早く”も”遠く”も叶うんじゃない?ということなのかも。と思ったインタビューでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。