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異質な国家日本から成長に必要なこと

結論から話しますと、
競争と知識への要求が僕らを強くする

ということで、話していきます。

1,日本や韓国の経済成長の異質さ

日本と韓国そして台湾、この3国は格差が拡大していく産業革命から戦争の時代、そして今まで凄まじい成長を見せてきた。

この国達の成長は他の国とは一線を画していた。というのも、日本、韓国は過去1800年代と2008年の成長倍率のデータを見ると如実にその異質さがわかる。

元々貧しかったアフリカや、日本韓国を除いたアジア諸国、は成長倍率が15%未満、今なお他国との差が激しい。その頃から所得も高いヨーロッパなどは、20から30%の成長を遂げている

富めるものが富んでいくような状態なのである。

しかし、日本と韓国、この2国だけ35%を記録している。これはデータにおける例外になるような数になのだ。

かつての日本、韓国は確実に貧しかった。
他国の例に同じく、成長率が低くなるのが普通なのである。しかし、西洋諸国との所得格差を大きく縮めた。

じゃあなぜそんなことができたのか?

(出典、angus Maddison,The World Economy)

2,原因となる根底にあるもの

日本や韓国の成長には、ビックプッシュ型工業化が主な原因だが、今回伝えるのはもっと根底、基盤となるもの。それを可能にした理由。

それは大衆教育だ。

そもそも、イギリスに負けないためにヨーロッパ諸国が行なっていたのは、銀行の設立、インフラ整備、関税による自国産業防衛、そして大衆教育なのだ。

あの頃から強かった国も教育は大事であると気づいていたのだ。そして、この2国は科挙に近い制度や寺子屋などの教育が古くから行き渡っていたのだ。

本は高価で買えない時代だったとしても、皆文字が読めたそうだ。本を借りて、子供も大人も本を読む。教育が身近にある、教育を受けなければ後がない。のような国それが日本や韓国なのである。

読み書きも計算もでき、知識もある。そのおかげで、工業化がしやすかった。何より考える力がある。これが成長に遅れをとった国が這い上がるための基礎となったのだ。

3,つまり、成長に必要なのは・・・

そして、今急成長する中国。科挙に変わり大学受験が脅威的な難易度を見せている。自国内競争も激しい。故に今の中国はとても賢い。当然、経済成長も加速する。

もし、日本が成長するならもう一度大学受験を難しくするのもありかもしれない。

じゃあ、僕ら個人は何をする?

やはり、知識の探究と切磋琢磨する仲間を見つけることだろう。

マーケティングの知識を勉強して、自分の会社の売上を上げようとするもよし、
工場の作業を知識で楽にする、楽な方法を提案することでもいいはずだ。

できるかは、知識をつけてみないとわからない。

知識をつければ、世界は澄んで見えることだろう。何が足りないのか、これは無駄なのか、どれが最善か。

日本や韓国の成長は、教育によって誰もが状況を理解し、国のリーダーが知識を持ち、澄んだ視界を持っていたおかげだろう。

あの頃より必要な知識は増えてしまったかもしれない。だから、とりあえず学ぼう。

最初は、寺子屋のように楽しく、最後はもっと深みを目指して。

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