SDGsがひらくビジネス新時代、竹下 隆一郎著
今、我々は、「アイデンティティの経済」の時代に突入している、それを数多くの事例を使って教えてくれる。これまでは、商品であれ、サービスであれ、消費者は、それ自体(What)に対価を支払っていた。
例えば、その商品やサービスができる過程(Process)において、その企業は環境や人権に配慮しているのか。そうした観点は、生産者、そして消費者側でも最優先事項とは言えなかった。例え、消費者がそうした意識を持っていても、それは各個人のアイデンティティとして、自分自身だけ、もしくは自分の