肯定

カーテンを開けると鳥が見ていた。じっと見ていた。ただ、逃げずにじっと見ていた。カーテンを閉じた。
次の日も、その次の日も、毎日おんなじだった。カーテンを開けると、鳥が見ているのだった。僕が、学校を休んでいる理由も全て、見透かしているようだった。鳥は見ている。肯定も否定もせずに。