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カフェにてお互いの違いに気づく

先週、よく行くお庭カフェで、夕方に他のお客さまがこなかったので、オーナーさんと話が止まらなくなってました。


わたしが持っていた本がきっかけになって、その本と同じ著者の本から多大な影響を受けたと話を聞き、その本を見せてもらいました。その本は軽井沢を取材した本でした。お店に置いてあったのに、見てなかった。


ゆっくり開いていって、彩りある料理や自然豊かな庭や、どちらかといえば、ひっそりとした佇まいのおしゃれなお店が多く、

ここ、食べにいったんですよ!ここも!おいしかったー!

そう、つい昨日のことのように話しています。ご自分のお店を始める前にいろんな意味で勉強も兼ねて遊びに行かれたようで、思い入れのある旅だったようです。

ナオコさん、どこに惹かれた?

そう聞かれ、咄嗟に答えたのは、模様が刻まれた木の椅子の写真でした。


彼女はあっけに取られた顔をしてました。
正直言って、外食をあまり求めないわたしは、料理を見てもあまり反応がなく、どちらかといえば、庭はもちろんですが家具や、著者の話やそんなことばかり反応してました。


普段の日常がほぼ自炊生活なので、この世の中大変な中でも、お茶くらいはしますが、めったに外食しません。もともとあまりしないのです。だから、苦痛もありません。そういうところが、見ていて現れていたんだなとひしひしと感じました。ふだん、家で作ることしか考えてなくて、家庭料理を求めているので、観点が違うようでした。もちろん、彼女はお店を営業しているのですから、軽井沢まで食べにいきたくなる気持ちもわかりますが、お互いに違うときは違うね、と言いあいます。その違いに気づくとき、相手のことも自分もわかったりしますね。彼女とは率直に話ができるので、とてもありがたい関係です。


ちなみにわたしの本は、

伊藤まさこ『あっちこっち食器棚めぐり』

です。最近の最高当たりの本で、しょっちゅうぱらぱら見も少しは落ち着いてきたかな。いろんな方の食器棚を紹介していて、大好きな器もたくさん紹介されているので、見入っています。関係者の方を取り上げているので、料理家や、雑貨屋、デザイナーなど、仕事柄必要に迫られてたくさんの器を収納する必要があるのがわかります。あと、おもてなし。現実問題、わたしみたいなひっそり暮らしてる一般人は器をそこまでたくさんは必要としてないと、最近よくわかってきましたが、ただ、好きなものは好きという気持ちが先立ってしまう場合もあるのです。ごはんの楽しみはいろいろ広がります。ついバリエーションと考えてしまうところです。


小皿


それでは、またお会いできますように。
ありがとうございました。

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