見出し画像

ナオコライフ118 再びソローに触れる

2023.5.4心の平安で呼吸深く

4時半起床。コーヒー淹れる。だいぶ外が明るくなった。静けさの中で読書する。緑茶を淹れる。母も起きてきて、カーテンを開ける。母が納豆をまぜはじめる。洋食朝ごはんだけど、納豆も食べるらしい。長生きするよ、と声をかける。朝ごはんの前に二人で朝ウォーキングへ、ほんの15分程度だけど元気に歩く。帰ってきて、清々しく朝ごはんを食べる。ルーティンはすませ、コーヒー淹れて部屋で座って飲む。鳥が激しく鳴いている。少し前に部屋に生けた裏庭の草から根が生えてきて、これは水をまめにとりかえれば長く生きてくれるとおもってたら、蕾がたくさん出てきた。そのうち、花が咲いてくれる。

庭の剪定をしようかと母と相談したが、隣の敷地に入ることになるので、断ってからにしようということになる。母が新しくできたスーパーへと出かけていった。今日は心がいつになく平安で、じっと椅子に座り白湯を飲む。鳥は鳴いてるし、光が差しているし、暖かい。なにも不満がない。満たされている。母が帰宅する。

鏡を見る習慣がある。何故か顔に出やすい。ニキビからはじまり、花粉症、メンタルの不調、不調は顔に出るから、每日鏡を見てどんな顔をしているか自分と向き合う。今日は晴れやかな顔をしている。

お昼にきつねうどんを食べる。母がイチゴを6箱農家から買ってきた。またジャム三昧。イチゴジャムは母が担当してるから、手伝わなくていいといわれる。

カフェにきた。GWなだけに混んでいていつもと雰囲気が違う。いいタイミングで来たのか、お客さんがさっとひいていった。空気が変わるもので、少しひんやりしたようだ。庭へ。満開に近いほどに咲き誇っている。

バラの美しさを見ていると、この一年のオーナーさんの仕事ぶりをおもう。そんな話をしていた。バラってなんだろね、と二人で黙っている。豊かな時間が流れていた。

帰宅し、夕ごはんにニラ玉を作る。あとお刺身がおいしくて。片付けたら、母がさっそくジャムを火にかけてかき回している。みんなのために作ることが、母のためになっている。



2023.5.5再びソローに触れる

4時過ぎ起床。麦茶を飲み、紅茶を淹れる。寝起きが良くて、頭が冴えてる。ソロー『孤独の教え』を読む。『森の生活』からの抜粋集。今暮らしていて、孤独かと問われたら、そんなことはないのかもしれない。母はいるが、この歳になると密になるような友だちは一人もいないけれど。どこか距離を保っている。ソローと出会ってしまったからなのか、ひとりの時間を楽しむことは当然だとおもってるし、そんな時間がなかったら、わたしは体調を崩すだろう。今の暮らしが合っている。もしかしたら、庭が友だちなのかもしれない。

母が起きてきて、しばらくして朝ごはん。睡眠不足ですぐに部屋で休むが、大して眠れずに起きる。鳥が鳴いている。ソローの話に戻るが、不足がないとおもえているのかもしれない。障害があるとはいえ毎日を平穏に過ごせることは、何よりの幸せだ。幸せのあり方は人それぞれだから、昔の自分がいたら驚くほどの未来になっているのかもしれないし、驚くようなことに幸せを感じているのかもしれない。

庭に出る。3本目の椿の剪定をする。その周りにもたくさんの木があるので剪定する。だんだん慣れてきて、勢いよく鋏を入れることができるようになってきた。おもいきりが必要だ。

まだまだやることがたくさんある。わたしの仕事だとおもってる。麦茶を飲んでひと息つき、コーヒー淹れる。

昼ごはんにパスタを残りのパスタソースで和えて。急に母のことで携帯ショップに予約し、すぐに向かう。わからないことを確認して、直してもらって完了。すっきり帰ってくる。もう今日はくたくた。部屋で休む。すっかり昼寝する。すぐにコーヒー淹れる。

夕ごはんにとんかつと千キャベツ、ピーマン素揚げ、庭のウドの天ぷら、ほうれん草おひたし。ウドが苦くて季節の味がした。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?