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《タロットに至るまで》男の子みたいに生まれてきた女の子

おはようございます。
タロットリーダーの空川ナオです。

今日はいつもとちがったかたちで書いていきたいとおもいます。

その前に、今日の1枚を。

「ソードの8」
まだまだ、なにかの心の囚われがあるようです。かなり、強固なもののようですが、ちょっとしたきっかけがあれば、するりとその囚われがすり抜けます。本来はなんにも囚われなんてないのです。あなたの考え方1つだということです。


こんな「ソードの8」のカードが出てくれました。最初は書こうとおもって温めていたことは別のことだったのですが、話題を変えることにしました。

最近、インナーチャイルドについて巡らせているのですが、まだまだ傷ついた私の中の小さな子供が私の心の中に住んでいると感じています。それはきっと、私自身が自覚できないことまでも含む、深層心理に根ざしていることもたくさんあるとおもうのです。

20代の頃ですが、体調不良でヒプノセラピーに通いました。ヒプノセラピーとは、催眠療法のことです。はじめてのセラピーのとき、ふかーい睡眠状態に入っていって、3歳くらいの幼い自分と対面したのです。インナーチャイルドです。誰でも会えるわけではないんです。私は会えました。そして、先生から、「彼女を抱きしめてあげて、大丈夫だよ〜といってあげて」、といわれまして、その通りにしました。私は幼い頃の自分をぎゅっと抱きしめて、「もう大丈夫だよ、泣かないで大丈夫だよ」と、声をかけてあげたのです。そして、大泣きして催眠状態から目を覚ましました。

この体験を通して、トラウマだった幼稚園時代のことや、当時暮らしていたマンションの風景や、遊んだ記憶など、そんなことが歪んだ記憶となって私にふりかかってきていたのが、だいぶ目が覚めたような気がしたのを憶えています。私は長女ですが、2歳下の妹が産まれて、強烈な嫉妬心や母親を取られる恐怖心を感じて、手に負えない女の子でした。赤ちゃんの妹の頭に、目覚まし時計をゴンと叩きつけていたと、母から聞いています。

幼い頃から私は元気がよくて、動き回る子でした。ちょっと目を離すとどこかへ走って行ってしまうので、犬の首輪をつけたかったと母はいっています。「隣の〜さんが、ナオちゃんは男の子に生まれればよかったのにねえといってたのよ」、とケタケタと笑いながら話す母に、怒りを覚えはじめたのはいつからでしょうか。記憶が定かではありません。たぶん、幼少の頃から母の何気ない言葉に傷ついていて、大きなトラウマとなっていたのです。

とくに大変なコンプレックスを抱いていたのは、思春期の頃だったとおもいます。昭和の時代です。男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく、といわれて育った世代です。私のような女の子らしくできない子は行き場がないのが正直なおもいでした。クラスでは普通にしてても、私の内面はそんな穏やかではなかったでしょう。そんな頃から、音楽や映画、小説、ポストカードコレクションをはじめたりしてアートに触れたりしたものです。そんな趣味の領域に没頭していく子でした。クラスや部活には友だちはいても、本当の意味で話したい領域のことを話すことができた友だちはほとんどいなかったとおもいます。暗いわけではないし、明るくふるまってはいるんですが、自分の世界に閉じこもるところがありました。でも、それはどんな子にもいえることなのかもしれません。思春期ってそうですよね。

私の中の男性性は、かなり肥大していたような感じがあります。ずっとずっとこのことはコンプレックスになって、続いていたのですが、こうやって人前で書けるようになるようになっているので、今では内面で男性性と女性性が統合していると感じていますが、それでも、昔を思い出すと、痛いなあという記憶にいきつきます。現代では、セクシャリティの問題は大きくとらえられていますが、それはそれで、騒ぎすぎなんではないかともおもうふしがあります。

生きにくさを感じて育った10代を背景にもつ私は、現代の若い人たちが、自然と中性的であることに羨ましさを感じるものです。中性的なことを責められているようだった私からみたら、ある意味では解放されているのではないかとみえるところがあります。若い人たちの気持ちがわかるといったら嘘になるとおもうので、なにもいえないのですが、それでも、私には眩しくみえるところがあります。

最初に、「ソードの8」が出てくれました。セルフイメージというのは、なかなか変わりにくく、積極的に変えていこうとおもっても、そう簡単には変わりにくいものです。このセルフイメージ次第で、かなり人生が変わってくるといわれています。私自身、変わった部分と変わらない部分があります。どれだけ、自尊心をもって自分を見つめてあげられるか、それによってこの先の生き方にも影響があるとおもいます。誰にとっても、まず自分を愛することを最優先にすることを、願っています。まだまだわたしも進化の過程にあり、模索中です。でも、タロットと出会えました。日々、タロットと向き合うのも、毎度気づきを与えてもらっているので、なにかが少しずつ変わってきていると、1年前のことをふりかえると如実に感じるわけです。みなさんも、1年前のご自身と対面してみてください。きっと、変わってきているとおもいます。そんなご自身の成長を、褒めてあげてください。

それでは、話がだいぶまとまりがなかったかとおもいますが、ここで終わりにしようとおもいます。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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タロットリーディングセッション
対面、又はzoomにて
1時間 3000円

sorakawa22@gmail.com


では、よい1日を♡
空川ナオ


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