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テッポウエビ編

干潟観察しているとある1部のエリアで
しかも満ち潮から引いた時のタイミングで特に
海、というか干潟のほうからパチパチと弾ける音のします

テッポウエビ編001

まるでわたパチくん食べてる時のごとし。

今津干潟ってのは食べれるとか捕れるとかではなく
牡蛎殻のわんさか山盛りになってるところのあるんですね
てっきりその中に威勢のいい牡蛎が居て

画像1


勢いよく殻をパカパカ開かせてる音だと思ってたのですが
まるで、てんで違いました。

正体はテッポウエビ

テッポウエビ

音はするのに、まったく姿を現さない
干潟のスナイパーのような名前をしたエビです

イメージとしてはゲームのキャラクター「ロックマン」
のような、片腕バズーカって感じです

テッポウエビ編002

右腕が大きかったり、左腕が大きかったり
エビにも利き腕があるのでしょうか、、、

体長50-70mm、ハサミまで含めると100mmオーバーなんてものも、、、しかも英語でPistol shrimp、、、本当か???
そんなテッポウエビの大きなハサミ
反対側のハサミの3倍ほどの太さ、
でも節はごつくなく、まるでポパイです


この大きなハサミを鳴らす音が干潟に響き渡ってるわけです
どこからともなくパチパチと弾けています
ちなみにコレ、ただハサミを閉じたときの音ではないのです
破裂音、キャビテーションの原理で音がなるのですが

キャビテーション、、、気泡を作って弾けさせる、、、
プラズマ衝撃波のようなものだそうで
小さな巨人「テッポウエビ」とも呼ばれているとか、、、

そんなテッポウエビのハサミをヒントに、水中でプラズマ衝撃波を
生み出すロボットが発明されたそうです。
ハサミ型ロボットは、水中での岩石掘削作業だけでなく、
水の浄化にも役立つことが期待される未来のハサミ型ロボット!

ちなみにこちら↑今春の話!!

なんてことなく通り過ぎてたかもしれない
干潟で耳にしたパチパチオンからここまで話の広がるとは、、、
干潟観察といいながらも
見れば見るほどに他のイロイロも目に付くようになります

が、難しいのはその正体を突き止めるコト!
調べるにもググったり、なんとも便利な世の中ですが
やっぱ先輩達に聞いてみるのが一番

予想はてんで見当違いにガックリ

テッポウエビ編003


なんてことはなく
「いつの世も、先人たちからの口頭伝承ですよ」
と、優しいおコトバ頂いたので

間違えを恥じるのではなく、正体はなんなんやー!
というワクワクと共に観察を続けます。

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