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テッポウエビ編
干潟観察しているとある1部のエリアで
しかも満ち潮から引いた時のタイミングで特に
海、というか干潟のほうからパチパチと弾ける音のします
まるでわたパチくん食べてる時のごとし。
今津干潟ってのは食べれるとか捕れるとかではなく
牡蛎殻のわんさか山盛りになってるところのあるんですね
てっきりその中に威勢のいい牡蛎が居て
勢いよく殻をパカパカ開かせてる音だと思ってたのですが
まるで、てんで違いました。
正体はテッポウエビ
音はするのに、まったく姿を現さない
干潟のスナイパーのような名前をしたエビです
イメージとしてはゲームのキャラクター「ロックマン」
のような、片腕バズーカって感じです
右腕が大きかったり、左腕が大きかったり
エビにも利き腕があるのでしょうか、、、
体長50-70mm、ハサミまで含めると100mmオーバーなんてものも、、、しかも英語でPistol shrimp、、、本当か???
そんなテッポウエビの大きなハサミ
反対側のハサミの3倍ほどの太さ、
でも節はごつくなく、まるでポパイです
この大きなハサミを鳴らす音が干潟に響き渡ってるわけです
どこからともなくパチパチと弾けています
ちなみにコレ、ただハサミを閉じたときの音ではないのです
破裂音、キャビテーションの原理で音がなるのですが
キャビテーション、、、気泡を作って弾けさせる、、、
プラズマ衝撃波のようなものだそうで
小さな巨人「テッポウエビ」とも呼ばれているとか、、、
そんなテッポウエビのハサミをヒントに、水中でプラズマ衝撃波を
生み出すロボットが発明されたそうです。
ハサミ型ロボットは、水中での岩石掘削作業だけでなく、
水の浄化にも役立つことが期待される未来のハサミ型ロボット!
ちなみにこちら↑今春の話!!
なんてことなく通り過ぎてたかもしれない
干潟で耳にしたパチパチオンからここまで話の広がるとは、、、
干潟観察といいながらも
見れば見るほどに他のイロイロも目に付くようになります
が、難しいのはその正体を突き止めるコト!
調べるにもググったり、なんとも便利な世の中ですが
やっぱ先輩達に聞いてみるのが一番
予想はてんで見当違いにガックリ
なんてことはなく
「いつの世も、先人たちからの口頭伝承ですよ」
と、優しいおコトバ頂いたので
間違えを恥じるのではなく、正体はなんなんやー!
というワクワクと共に観察を続けます。
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