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肉体の檻 楽園という奴隷地獄

人間がいつかは電脳空間という新たなステップに進化する可能性は限りなくある世の中、そんな電脳空間というあらゆる快楽を実現可能にした楽園と肉体という檻に囚われて生きる2つの人類が共存し本当の楽園とは何なのか少し考えさせられる3DCGアニメーションSF映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』をご紹介いたします。

今回の記事では大まかなあらすじや登場人物の紹介、見所などを軽く紹介する形で書いていきます。

では本題に入ります。

この記事を書く理由

今回初めて映画のレビュー記事みたいなものを書きますが、書く理由はただひとつこの映画が本当に面白いから多くの方に見てほしいからにあります。

正直本当に面白いし、知られていなのがかなり不思議でしょうがないと思っており埋まっているにはもったいない映画ですのでこの機会に見てほしい作品です。

話は電脳世界〈ディーヴァ〉から始まる

ナノマシンの暴走により地球上のあらゆる文明が消失するナノハザードが起こり荒野と化した地球。その地球の人類の98%は肉体を捨て、データという肉体に進化し新たな世界である電脳世界〈ディーヴァ〉にその身を移し暮らしていた。

そんな電脳世界ディーヴァで「フロンティアセッター」となのる人物からハッキングを受けた。そこでディーヴァの治安を取締るディーヴァ保安局員アンジェラ・バルザックは上層部の命令でマテリアルボディを用いて荒野と化した地球に調査を赴くこととなる。

簡単に言えば人間は新たな進化を遂げて電脳化した中で、自分たち暮らしを脅かす存在であるフロンティアセッターを調査するため自分たちが捨てた肉体、マテリアルボディを用いてフロンティアセッターのセッターの謎に迫る話。

登場人物は主に3人

楽園追放における登場人物は基本的に3人。

1人はディーヴァ保安局の三等官であるロリっぽい女性のアンジェラ・バルザック。電脳世界ディーヴァにおける豊かさの幅決めるメモリを常に獲得するために日夜努力している。今回の事件で更に手柄を立ててメモリ拡大し豊かにしていきたいと思っている。

2人目にアンジェラ・バルザックと共に行動する優秀だが素行不良の現地オブザーバーのディンゴ。素行不良とは思えないくらい優秀な仕事を行い、電脳世界ディーヴァを密かに嫌っている。アンジェラ・バルザックを変えたかもしれない人物。

3人目はディーヴァにハッキングを仕掛けてきた謎の人物フロンティアセッター。今回の事件のカギを握る『人物』である。

基本的にはこの3人で話が展開されていきます。どのキャラもかなり個性的であり、電脳世界における在り方や、フロンティアセッターの目的を知ったアンジェラ・バルザックの変化、ディンゴの電脳世界ディーヴァは楽園という地獄の考え方など、登場人物それぞれに考え方が確立しているためかなり見応えはあります。

なによりアンジェラ・バルザックの服装がえr


物語はもちろんのこと見所は戦闘シーン

『楽園追放』という作品の特徴として3CGアニメーションなため他のアニメ映画よりキャラクターはヌルヌル動くのはもちろんのこと、監督は「ガンダムOO」を手掛けた方と脚本は「魔法少女まどかマギカ」をも手掛けた方2人がタッグを組んだ作品なため物語は非常に面白く出来上がっていますがなにより戦闘シーンの描写がフルCGというこも相まって非常に迫力のあるものとなっています。

特に登場人物の顔の描写は現在のアニメ映画とは少し一線を画している思わせるくらいには表情が豊かな気がします。


肉体の檻、社会の奴隷地獄

今回の記事のタイトルでもある肉体の檻、楽園という奴隷地獄という部分に触れていきますが、この記事を書くにあたって映画を見た率直な感想をタイトルにしようと思いこのようなタイトルしましたが、この映画を見た時本当の幸せや楽園とはなんなのかと考えたときや世界観を表すならと考えるならこのような風になると思います。

肉体の檻囚われながらも他人に指図されず自由に暮らせる現実世界、あらゆるものが手に入る代わりに他人の顔色を伺いながら楽園を保ち続ける歯車となって働き続ける電脳世界。

世界観からみた時に本当の自由はいったいなんなのか考えてみるとより面白く見れると思います。


まとめ

いかがでしたでしょうか。かなりざっくりかつネタバレを少しでも避けながら書いてみましたが多分めちゃくちゃネタバレが入っていると書き終えて思いました。

2014年の映画ですが、現在のアニメ映画と比べてもこれを超えれるような作品は数が少ないんじゃないかなと思いますので、7年前の映画だと意識するだけでもかなり面白く見れると思いますのぜひ見てほしいです。

現在(2021年9月7日)であればYouTubeにおける東映アニメーションの公式チャンネルでパチスロ導入の記念に期間限定で公開されていますので暇のある方や興味のある方は是非。

では今回はこの辺で失礼します。






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