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同人誌を作らない理由ってなに?

こんにちは、眸(ヒトミ)です。
「同人やろうぜ!」とは、まだ同人誌即売会(イベント)に参加したことがない人、いつか参加したい人に向けて少しでもタメになる情報を提供して即売会への参加を促すnoteです。

私は高校生時分から同人活動として同人誌を作ったり、
作った本やグッズを携えて即売会に参加したりしており、かれこれ20年近い月日が経とうとしています。
もはや生活というか、人生の一部と言っても過言ではないので、この楽しみを色んな人に広めるべく、まだ同人誌を作ったり即売会に参加することに二の足を踏んでいる方々に向けて背中を押すようなことをnoteで発信しています。

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長く活動していると分からなくなってくるのです。
みんな、こんなに楽しいことをなぜ始めないの?!…と。
そんなわけで今回は、私が思いつく限りの「始められない理由」を挙げて、
その回答として私なりの考えも併せて紹介していこうと思います。



同人誌を作らない理由

自分の作品が売れるか心配

せっかく作ったのに、売れなかったらどうしよう。
在庫を抱えることも嫌だし、何より自分の作品が誰にも求められてないのを目の当たりにするのが怖い。

本を作らないことの理由は大多数の方がコレではないでしょうか。
即売会に一度参加したことがある人が、周りのハイレベルな作品を見て意気消沈してしまった…という声も少なくありません。
その気持ち、めちゃくちゃわかります。

でも、待ってください。
そもそも「人に求められる作品=売れる作品」は、商業誌でプロの方が頭を悩ませて考えていることです。
それでも見向きされないことだってあります。とても厳しい世界なのです。

まずは「自分」という読者を喜ばせられる1冊を作ってみませんか?
同人誌は自分で印刷代を払えば(よっぽどのことがない限り)本にしてもらえる自由な世界です。
印刷所にお願いしなくても、コピー本を仲間内で配ってみるのも良いでしょうし、最近では1冊から作ってもらえるサービスもあるので欲しい人を募って「受注頒布」とするのも手かもしれません。

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参加の仕方がわからない

サークルカットを用意して、申込書を送って、参加費は銀行振込?ゆうちょ銀行?なんで令和に定額小為替?
あっ、不備のメールが返ってきた……ンも~~~~!!!

同人誌即売会って、始めのうちはこの申し込みが最大の難所だと思います。私は今だにコミケの申し込み方法が意味わかんなくて参加を断念しているくらいです。そんな時は赤ブーブー通信社さんやコミティア、スタジオYOUさん主催のイベントから始めてみましょう。
大きな、長らく運営されているイベントは申し込みもスムーズにできるようになっています。(コミケは難しいのに)

参加されている人も多く、たくさんの「先輩」に頼ることができるのも大規模イベントの利点だと思います。
とはいえ、まずは募集要項を一読してみることが先決ではないでしょうか。「これってこう書いてるけど、これでいいのかな?」とか、誰かに質問する時にも役立ちます。

個人主催の小規模なイベントも、個人が主催なだけあって対応が丁寧だったりするので、胸を借りるつもりで申し込んでみるのもいいかもしれません。
ただ主催さんは他にもいろんな業務を抱えており、とても忙しいのであまり甘えたり好き放題すると今後の活動に支障をきたすかもしれませんよ…

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人付き合いが苦手

自分の好きな作品を表現したいだけなのに、挨拶したり接客みたいなことをしなきゃいけないと思うと憂鬱…
大昔、同人活動をコンセプトに刊行されていた雑誌があって、『隣のサークルへ挨拶する』ことは絶対でした。いまでもこういったサークル側のお約束を教えてくれる媒体があるのかどうかはわかりませんが…

正直、今でも初対面の方に挨拶するのは緊張します。
でも隣の机にいる人は同じく活動をしている『同志』のようなものです。
作品を買ってくれる人も大事ですが、そういった方々と仲良くすることで新しい情報を手に入れることが出来るので、頑張って損はないと思います。
「新刊の見せ方がいいね!」「そのディスプレイ、どこで買ったの?」など、違った視点からヒントやアドバイスをもらえるのでサークルさん同士の交流も楽しいですよ。

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参加は上達してから

前の仕事先で、絵を描き始めたという同僚が「下手なうちは誰にも見せないで練習して、いつか新星のごとく現れる神絵師になる」と言っていたので、「それ絶対上手くならないよ」と返したら嫌われました。

でもマジなんです。

同人誌を作ってイベントに参加する理由は「次はこうしよう」とか「こうすれば良かった」とか今回の反省を次回に生かすことで大幅にレベルアップできるからだと私は考えています。

同人誌でなくてもいいです。

誰かの目に触れることで絵はようやく成長できるものだと思います。
とはいえ、「人の目に触れないとダメ」という話ではなく、「誰か」が見て喜んでもらえるといいな、と思いながら描くのがいいのかな。
少なくとも私はそうなんですけど。


さいごに

ここまで読んでくれてありがとうございました。
この記事が少しでも作品を発表する励みになったら幸いです。
他にも理由がある場合はコメントなどいただけると非常~~~に嬉しいです。
それではこの辺で。

以下、宣伝です。

―――― 次回参加イベント ――――
2023年10月22日 関西コミティア68(京都パルスプラザ)
スペースナンバー 未定

趣味でBL漫画を描いています。BOOTHにて通販もしていますので興味があれば覗いてみてください。すぐにDLして読めるPDF版がおススメです。

youtubeはじめました!

noteで紹介するには主旨が逸れているものや、記事にするほどでもないことを、酒を片手に喋るラジオとなっております。
まだまだ拙い動画ですが暇潰しにでも聞いてもらえると嬉しいです。


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