同人作家の最終目標は商業デビューなの？
はじめに
こんにちは、眸（ヒトミ）です。
「同人やろうぜ！」とは、まだ同人誌即売会（イベント）に参加したことがない人、いつか参加したい人に向けて少しでもタメになる情報を提供して即売会への参加を促すnoteです。
さて、私は即売会に参加した折に出張編集部でアドバイスをもらっているのですが（と言っても直接意見を受け止めるのが怖いので講評BOXに入れるだけ）そういうことをしていると、SNSでたま～～～に言われるんです。
「商業デビューを目指してるんですか？」って……
結論から先に言うとそれは違います。
今回は
以上について、私なりの考えを伝えられたらと思います。
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私が商業デビューを目指さない理由
そもそもプロになるほどの技術が身に付いてないという話は置いておいて。
同人誌と商業誌って、「読者（購買層）に自分が寄せられるかどうか」が決定的な違いだと考えています。
プロ作家になると自分の『好き』を表現しながら「これは読者に受け入れてもらえるか」、もっと言えば「金になるか」を考えなければいけません。
私にはそれができませんでした。
だって好きなものだけ描きたいじゃん！！
加えて言うと私は今の生活が気に入っています。
印刷系の会社で働いて安定した賃金をいただきながらたまに最新機を見せてもらえたり、漫画を描いてイベントに出て季節が過ぎていく…
最近はnoteを通して自分が長年続けてきた同人活動の話をたくさんの人に読んでもらえて、これから同人活動を始めようという人を後押しすることができて光栄です。
基本同人活動ファーストで生きているのですが、同人誌を扱う印刷所では働きたくなかったんです。
だってそこに就職するとイベント前は職場も自宅も地獄になっちゃうからね！！
では、そんな漫画を描くのが趣味なだけの一般人が、プロの編集さんの意見を聞くことに意義があるのでしょうか。
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プロの編集さんに作品を見てもらうメリット
私は編集部の方々に作品を見てもらうことは一種の「チューニング」だと思っています。
手に取ってもらった同人誌のなかには感想をいただけることもあるのですが、その殆どがX（Twitter）の相互さんなので自キャラを見てる時間や発行までのストーリーを知っていて、弊創作に対してある程度の予備知識がある人達なんですよね。
編集さんに見てもらうのはそういった予備知識がなにもない人に、「どこを見てほしいか伝えられているか」「どこが伝わっていないか」を明確にすることでもっと自分の『好き』を届けることができるようになるからです。
好きなものをちゃんと描けているかという見方は、商業デビューを目指すより前に、同人誌で自由に創作していい場でも必要なことだと思っています。
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同人活動って商業デビューへの近道なの？
みなさん、どうでしょうか。
様々な意見があるとは思うんですが、私自身はさほど近道にはならないんじゃないかと思っています。
たしかに、即売会に行けば有名誌の編集部が同人誌を読んでくれたり「うちで同人誌販売しませんか？」とか某ダウンロードサイトの方がスペースまで来て挨拶してくれたりするので、そこで人気が出たり担当がついて商業誌掲載もまったくないとは言えないんですが。
同人誌って作品書き上げる他にもやること多いのね？？！！
表紙、本文だけならまだしも印刷の手配とか告知とかスペースレイアウト？参加申し込み？釣銭の準備？
は？？？じゃないですか。ぶっちゃけ。
プロになりたいなら雑誌の賞レースに投稿したり、出張編集部を利用して一般参加で描いた原稿持ち込んだ方が時間を有効活用できると思うんですよ……
とはいえ、まず作品ありきであることは間違いないし、完成させる力を身に付けるという意味では即売会という「締切日」を設けられるのも有効であると思っています！
まとめ
これは余談なのですが。
私はハナから同人活動しかしないと決めていたわけじゃなくて、二十歳くらいの頃はプロ作家を目指して専門学校行って描いた漫画を少女雑誌に持ち込んだこともありました。
物語の前に「とにかく線が雑」とボコボコにされたことだけは覚えています……
それでも投げ出さずに未だに漫画を描いているのは、やっぱり「漫画を描くのが好き」であることと、そんな気持ちを受け入れてくれる「発表の場」があること、「読んでくれる人」がいることだと思っています。
もしプロを目指している人で思い悩んでいる人がいたら、ぜひ一度即売会に足を運んで創作を『楽しむ』気持ちを思い出していただけたら嬉しいです。
それではこの辺で。
以下、宣伝です。
―――― 次回参加イベント ――――
2023年10月22日 関西コミティア68（京都パルスプラザ）
スペースナンバー C-39
趣味でBL漫画を描いています。BOOTHにて通販もしていますので興味があれば覗いてみてください。すぐにDLして読めるPDF版がおススメです。
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noteで紹介するには主旨が逸れているものや、記事にするほどでもないことを、酒を片手に喋るラジオとなっております。
まだまだ拙い動画ですが暇潰しにでも聞いてもらえると嬉しいです。
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