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地域・行政ピックアップ 記事まとめ

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地域に関連する、さまざまなジャンルのすてきな記事をまとめるnote公式マガジンです。
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2021年5月の記事一覧

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富士市のご当地給食!サイダーかん

まちと人々を包み込み、多様性が響き合う未来

(2021/05/28 写真追加、2021/02/13文章作成) 創業300年の白井屋が新たな食文化とアートの発信源である白井屋ホテルとして蘇りました。万博プロデューサーとして同僚である藤本壮介さんのデザインということもあり、感染対策を行った上で訪問して参りました。 このホテルを巡るユニークな体験は数多くありますが、圧倒的なものの一つが、大通りから本館「the lounge」に入った時に広がる吹き抜けの空間体験です。 天井から光を取り込む四層吹き抜けの空間はそれ自体強いイ

西山厚志さん|サイエンスでファンタジーなチーズの世界に魅了されて

茨城県の県南地域、圏央道の稲敷東ICから車で5分ほど、のどかな田園風景を流れる新利根川沿いにある「新利根チーズ工房」(稲敷市)は、チーズ職人の西山厚志さんが2017年に開いた工房です。 もともと千葉県の畜産試験場で働く研究員だった西山さんは、仕事として畜産に関わる中で、ヨーロッパで古代から続く文化のチーズに魅了されて一念発起し、チーズ職人を目指すようになったといいます。 「チーズは、牛や羊、ヤギの“乳”と”塩”という2つの素材しか使わないのに、世界に1000以上の種類があ

小学校からの友人が立ち上げたメディアをデザインした話

今月、伊豆・三島の暮らしを伝えるメディア「仲人-NAKABITO-」がローンチしました。 サイトには人と暮らしにフォーカスし、伊豆・三島の暮らしの豊かさ・魅力を伝える素敵な記事が並んでいます。 「仲人-NAKABITO-」を立ち上げた人物は、小学生の頃からずっと付き合いのある友人。いわゆるマイメンというやつです。 そんな彼から頼まれ、僕はロゴとサイトのデザインをしました。 素敵なメディアが立ち上がったこのタイミングで、このメディアの魅力とデザインについて書き留めておこ

島で唯一のホテルがEntôに生まれ変わる。今こそ、静けさの中で、対話の中で、まっさらな自分に還る旅を。

海士町の観光が大きな節目を迎えようとしています。島で唯一のホテルであるマリンポートホテル海士は、2021年7月1日にEntô(読み:エントウ)として生まれ変わります。 Entôは、隠岐ユネスコ世界ジオパークの拠点施設と島前カルデラの絶景をありのまま感じることができる宿泊施設の2つを併せ持つ複合施設です。「ない」ことにも価値を置いた、新しい豊かな旅を提供します。 Entôについては、今後数回に分けてご紹介していきたいと思います。記念すべき1回目は、Entô(株式会社海士)代

「新しい農と食」。まちの流れをつくる農家と料理人をインタビュー(1/3)

新型コロナウイルス感染症が世界に拡大して1年半あまりが経ち、長く苦しい我慢が続いている。そんな中、まちに新しい流れを作ろうと動く2人を、3回にわたってご紹介する。 イタリア料理OTTOオーナー矢野松明さん 国道11号線を西条方面に。重信川に架かる新横河原橋を渡った先に印象的な“猿”の壁画が装飾されたお店が見える。3月14日に開業10周年を迎えたイタリア料理OTTOオーナー矢野松明さんは「人が店をつくり、店がまちをつくる」を理念に、東温市にある資源を率先して取り入れてきた。

医師が商店街の空き店舗に小さな図書館を作った理由。ケアをまわすエコシステム「だいかい文庫」とはなにか。

2020年12月、家庭医療専攻医である僕は、豊岡市の空き店舗に小さな図書館を作った。だいかい文庫と名付けた図書館は、おかげさまでオープン4ヶ月で400冊程度借りられている賑わう図書館となっている。 この図書館は、「シェア型図書館」である。市立や大学の図書館のような公立ではなく、民間のシェア型図書館だ。まちに暮らす人たちが一口2400円/月から共同出資し、一箱本棚オーナーとなり、自分のおすすめする本を図書館に置いて、交互にお店番をする仕組みである。現在、一箱本棚オーナーさんは

「あまとめ」で簡単に海士町の情報をゲットしよう!

みなさんは「あまとめ」をご存じですか。 あまとめとは、海士町のいろいろな情報がまとまっている海士町役場公式の無料のスマホアプリです。海士町の日常や、イベントを知ることができる島内外すべてのみなさんに便利な機能がそろっています。 こんにちは、大人の島留学生の嘉根です。私が所属する総務課情報係が進めている「あまとめ」についてご紹介します。あまとめがあれば、海士町に詳しくなれちゃいます! 私はこれまで海士町の気温や船の時間、施設の休館日、海士町のイベントなど、いろいろなサイト

地域にひらいたマンション「第六南荘」。建て替え予定でも場をつくり続ける理由とは

武蔵新城駅の北側にある「第六南荘」。以前は全物件が住戸となっている普通のマンションでしたが、現在は1階に建築事務所や洋菓子店やチーズ屋さん、裏手には茶スタンドやコーヒー豆屋さんなど様々なテナントが入っています。 「第六南荘」は大家さんである石井さん、1階に事務所が入っているピークスタジオが中心となって、リノベーションをしてきました。ピークスタジオは、5年前に石井さんに声をかけられたことをきっかけに、新城に事務所を移転、新城テラスを皮切りに第六南荘をはじめ新城WORKなど、新

名古屋市公式noteのプロフィール写真、なんで㊇なの?

広報係の伊藤です。今回、初投稿です! 今回のテーマは、プロフィール写真でも使用している㊇について紹介します。 名古屋市の人なら当然だったり、あまり違和感ないと思いますが、市外の人から「なんで㊇マークなの?」と聞かれたりします。 ㊇マークは名古屋市の市章で、明治40年10月に制定されています。 もう使用され始めてから100年経つんですね。 ㊇が使われるようになった理由はいくつかあるようで、こちらをご覧ください。 https://www.city.nagoya.jp/kan

自分の意思でまちを選び、自分の意思で家を選ぶこと

ここのところ、「小杉湯があるから、高円寺に引っ越したい。」と言ってもらえることが多くなっていて、実際に高円寺に引越して来てくれた人が何人もいる。 去年の3月に小杉湯となりがオープンをして1年が経ち、会員さんも60名を超える状況になり、新たに「小杉湯となり-はなれ」が誕生した。小杉湯、小杉湯となりがあるから高円寺に引越してきたいという人にとっては、家の浴室が小杉湯になるし、家の食堂や書斎が小杉湯となりになるので、自分が住んでいる家の中に機能をすべて所有する必要が無くなってきた

「いいらぁ!南伊豆弁」愛すべき方言

こんにちは!南伊豆町商工観光課 杉浦です。 今回は全く仕事と関係ない話です。どうぞお付き合いください! 皆さん、田舎の魅力は「人の温かさ」「自然の豊かさ」「夜の静けさ」など色々あるかと思いますが、私は「方言」も大きな魅力だと思います。 実は私は愛知県の出身で大学は岐阜県、今は南伊豆町と3つの地域に住んでいたことがあるんですが、その度にカルチャーショックを受けてきました(笑) 「何言っとるかわからんがや!私も三河弁ようけ喋るで通じんかったらあかん!」 (標準語:「何を言って

デザインが生み出す、三島のまちづくりの新たな可能性 - 「きっかけ」と文化をつくるハレノヒプロジェクトの裏側

両手に収まるサイズ、目に飛び込んでくる鮮やかな表紙。静岡県三島市のまちなかで出会うことができる、“三島のきっかけマガジン”と名付けられたこの『ハレノヒ』マガジンは、実はまちの建設会社である加和太建設から生まれました。 まちを走る鮮やかな黄色が目をひくシェアサイクル「ハレノヒサイクル」。 週末まちの広場で開催されてきた、空色の看板が印象的な「ハレノヒマルシェ」。 これらも、実は私たち加和太建設とハレノヒマガジンを作り上げてきてくれたクリエイティブチームによるまちづくりの取り

#03_スポーツを「地方のわたしたちみんな」の側に取り戻すということ|小松理虔

家庭持ちのゴールデンウイーク 悩ましいゴールデンウイークだった。何が悩ましいかって、そう、遊び場である。小学1年生の子を持つぼくにとって「休日を子どもといかに過ごすか」は毎週末のようにやってくる悩みの種だ。とりわけこのコロナ禍では、限られた条件の中からその日の天候や時間帯、体調、人混みなどまで考慮して子どもの遊び場を探し出さなくちゃいけない。しかもゴールデンウイーク。どこもかしこも人で溢れてるし(密に集まっちゃいけないはずなんだけど)、さほど密にならずに子どもが自由に動け、な