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③新築自宅玄関前への人糞事件(その2)

8/31に引越しを完了し、荷物も片付いていない中の9/4(土)の早朝、私はこの日が一番恐怖を感じた。妻も同様である。


 先日、玄関前に動物か人間かわからない「う○こ」が排泄され、干からびていた件の結論が「もしかしたら人間かも」と言うところに夫婦で行き着き、少し怖さを感じていた。犯人が人間だとした場合、昼夜いつ接近してくるのか分からないことや、嫌がらせされる心当たりは無いが理由が不明であること、前述した泥の件から微妙にエスカレートしている事などなど心配はしていた。犯人が人間だとしても、まさか私たちがこれ以上される訳はないと思っていた。

 土曜日の朝、私は仕事があったため出勤の準備をして外の出ようとしたが、妻が先に扉の前を確認すると言い恐る恐る玄関ドアを開けた。私も一応妻の後ろから外を見てみた。
 そこから見えたのはポケットティッシュが散乱している光景だった。よく見ると茶色い何かが付いている物もあった。私は何の恨みがあってこんな事をするのかと苛立ち、思わず玄関ドアをさらに開いてしまった。そうすると扉の裏側に生々しい人糞がしてあったのだ。わたしは玄関ドアでう○こを引きずってしまった…う○こはタイルにへばりつき、玄関ドアの下にもこびりついてしまった。

数分後、警察を呼び現場の確認をしてもらい、同様の事件などが無かったか近所への聞き込みもしてもらった。全く犯人に見当がつかず、近所の中に犯人がいるように思えた。家の前をランニングする人や、散歩する人、中高生含め全て疑った。

 警察の方に現場の写真を撮って持っている間、地域を取りまとめる世話好きの班長さんと、自治会長さんが回覧板や地域の集まりのスケジュールを伝えに来ていただいた。現場の状況を見られてしまい自治会長さんからは「この地域にこんなことをする人間がいるなんて恥ずかしい。せっかく引っ越して住んでくれたのに大変申し訳無い」と話していただいたが、この言葉を犯人にそのまま聞かせてやりたい。

 私は仕事を半日遅らせて、処理に追われた。警察の方からは証拠になるかもしれないから念のため「犯人のう〇こ」の写真を撮るようにと言われて数枚撮影した。私は携帯で写真を撮ることは少ないため、半年間程度、写真リストをあけると画面内に「犯人のう〇こ」が常に出る状態が続いた。とても不快だった。私は警察の方に「DNAを取ることも可能か」と聞くと取れないとの返答であったため「犯人のう〇こ」を片付けることにした。ビニールに入れてあるにしても燃えるゴミの日まで他人のう〇こが玄関にあるのはこれほど不快だと知った。警察の方が言うDNAが取れないという意味は2つ考えられる①「取るほどの事件ではない」②「人糞からはDNAは取れない」。いろいろネットで調べたが、恐らく①が答えだと私は思う。人によって事件の大小は無いと私は考えているが、警察の方からすると様々な事件を扱うなかから、殺人、殺人未遂に比べてたらレベルは落ちるので今回のような対応になったのかと推測している。ちなみに私は今回のこの対応に対して不満は無い。むしろこの後、警察の方には夜中の張り込みやパトロールの強化を1か月程度して頂き心強く、感謝をしている。

 写真を撮り終わると、次はティッシュの回収をした。ポケットティッシュを用意するならトイレットペーパーでも持ってくればよかったのではと思いながら回収していると、8月31日の引っ越しの際に、隣の畑にトイレットペーパーが一切れ落ちていることを思い出す。これも犯人のものだったのかもしれない。その後は、大物の「犯人のう〇こ」を回収した。立派な一本グ〇で長さは200mm程度、直径30mm程度、キッチンペーパーを3枚と使い捨てビニール手袋を使い、右手で寿司を握るようにう〇こをつかんだ。暖かくはないが、スイートポテトのような触感が数日手に残っていた。その後はドアに付いたう〇こをふき取り、玄関を水で流し、ある程度目途がついたので私は仕事に向かうことにした。妻はこの日実家に戻り、今回の件の恐怖や内容をご両親に泣きながら話をしたという。

注意:本来、人糞の処理などはしっかりと除菌を徹底して着用していた衣類は洗うまたは廃棄することをお勧めします。


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