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旅先でのタイムラプス撮影

最近は出掛ける機会が減っているので、旅行の映像は今まで以上に貴重な思い出になる事でしょう。写真や動画に加え、最近はカメラやスマートフォンに搭載されている機能を利用してタイムラプスビデオを撮影すると印象的な映像が撮影できるのでお勧めです。ただし通常の動画撮影よりも撮影時間が長くなるので、撮影に使える時間が限られている旅行やイベントなどで効率良く撮影を行うコツをご紹介したいと思います。

◼️観光時刻

朝焼け、夕焼け、夜景など写真映えする時刻に観光する場合は悩まず撮影できますが、太陽が高く上がった時刻は光線の色味の面白さに頼れないので、被写体そのものの色彩や動きの面白さを引き出すようにします。

風景の場合は、定番ですが観光地の特徴的な建物と雲の流れを狙います。晴天過ぎて雲がない時は、窓越しの光と影、ステントグラスが床に落とす影、街路樹の影の動きを狙うのも手です。曇天や雨天の場合で影も無ければシャッター速度を落として通行人や自動車などの動きモノをブラして撮ると雰囲気が出ます。NDフィルターで減光させるとより長いシャッター速度が使えるので効果的です。

寺社関係の観光地は閉園時刻が日没よりも早い事が多く、冬季以外は夕焼け空を撮影する事が難しいようです。しかしライトアップが行われる時は照明が灯る前の夕暮れ時も園内に留まれるので安心して夕焼け空を撮影できます。ライトアップだけでなく夕暮れ時の撮影もできるこのチャンスを活かす事をお勧めします。夜のライトアップは、桜や紅葉の季節に限定して行われる事が多いので、事前に確認して撮影プランに組み入れましょう。また寺社は三脚禁止の所も多いので事前に確認しておきましょう。

◼️滞在時間

観光目的地での滞在時間が短い場合、バスツアーなら移動時間、グルメツアーなら食事時間などツアー中に占める時間の長い部分を有効に活用しましょう。ながら撮影をする事でツアーの特徴を映像化できます。

食事中ならばミニ三脚にカメラやスマホをセットしテーブル全体を捉え、食事の進行を撮影したり、移動中は吸盤で窓ガラスにカメラやスマホを固定して車窓の風景を撮影するのも移動ルートの記録に良いと思います。窓ガラス越しの撮影には、反射映り込み対策のアクセサリーを利用するのが良いです。他の乗客に迷惑にならないようであれば、忍者レフと言う名称の反射防止アクセサリーを使うと綺麗に車窓の風景が撮れれます。旅行に便利なミニ版も販売されていますのでオススメです。

◼️連れの時間の過ごし方

ひとり旅だと好きなだけ撮影できるでしょうが、連れと一緒だとそうはいきませんね。観光しながらブラブラとスナップショットを撮るだけでならばOKでしょうが、時間の掛かる動画や更に時間の掛かるタイムラプスでは連れを放って置くと楽しい旅行が大変な事態になりかねません。

私もかつて目的地の途中の展望台からの絶景に夢中なりタイムラプス撮影を始め、気が付いたら夕焼け空まで撮っていました。その間ずっと放置状態だった奥様には今でもその話題になると頭が上がりません。

場所選びは連れが快適に過ごせる環境にも気を配りましょう。土産物屋、美術館、郷土資料館、甘味処、喫茶店、読書、ネールサロン、エステ、等々、撮影時間と連れの趣味に合わせて候補を調べておきましょう。集合時間を決めて撮影が終われば合流して観光の続きと行きましょう。

◼️バッテリーの管理

タイムラプス撮影は長時間カメラを駆動するので、デジカメのバッテリーの予備が有ると安心ですが荷物が増えます。そこでUSB給電できるモバイルバッテリーから充電できる充電アダプターを準備しておくと便利です。また最近はカメラへ直接USB給電したり充電できる機種も増えているので確認してみましょう。その際は必要な電流が何アンペアか確認し対応したバッテリーを用意しておきます。これでスマホとも共有でき充電アダプターの種類を減らせるので荷物が軽くなるでしょう。

日中に使用したバッテリーは、大容量モバイルバッテリーから観光途中に充電しておくと、宿で就寝中にモバイルバッテリーを再充電すれば良いと言うわけです。ただしバッグの中で充電する際は発熱に注意して下さい。

それでは楽しいタイムラプス撮影旅行をお楽しみください。


<ご参考>一例をご紹介します。

●忍者レフ ミニ【よしみカメラ 】https://www.amazon.co.jp/dp/B00AJHISFI/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_

●USB 充電器 【ロワジャパン】 https://www.amazon.co.jp/dp/B074FVJNPQ/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_32EHYHFREM8Y3FR9SD57

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