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きっちゃんのつぶやき「大人が手本を見せたい「ABCDの原則」」

 学校長をしていた頃、子どもたちに事あるごとに「ABCDの原則」(A当たり前の事を Bバカにしないで Cちゃんとする人が Dできる人)について話をしてきました。

 当たり前のこととは、人に会ったらあいさつをする。何かしてもらったら、お礼を言う。うそはつかない。人をいじめない。勇気を持ってごめんなさいと言う。物を大切にするということなどです。あいさつも返事も特別な能力はいりません。やろうと思えば誰でもできることです。

 この当たり前のことができない人は、夢を叶えたりすることはできないと思っています。平凡なことほど、自分を律する強い意志がなければできません。

 でも、大人の社会でもこの当たり前のことができない人がいます。「当たり前のことを何で自分がしなければならないのか。」「こんなことは他の人がすればいい。」と言って、軽く見て、バカにしてしない大人がたくさんいます。でも、この「当たり前のことを、バカにしないで、ちゃんとやる」ということがどれほど大切なことか、このことの意味を本当にわかっている人だけが、本当の力をつけていけるように思います。

 子どもたちが社会に出たとき、この当たり前のことが自然にできるように、大人が手本を見せ、学校・家庭・地域が一緒になって、「ABCDの原則」を忘れず、当たり前のことを、しっかりとバカにせずにできる子どもたちをはぐくみたいですね。


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