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きっちゃんのつぶやき「安心して失敗できる環境づくり」

 皆さんもご存知の通り、目の前の子どもたちが社会人として生きる時代は、予測困難な時代であり、正解のない時代だと言われています。そんな時代を生き抜くためには、昨日も書きましたが「学び続ける力」を身につける必要があります。もちろん、子どもだけではなく、人生100年時代を生きる大人にも必要な力です。

 私は、社会の変化に応じて、何をどのように学んでいくのかを自ら主体的に考え、未来を自ら創っていく力こそ、予測困難な時代に求められる力だと考えています。社会に出たら、家庭や学校のように、何もかも指示されるなんてことはありません。社会では、「自分で考え、自分で判断し、自分で決定して、自分で行動」できる自律した人間でなければなりません。そんな子どもたちをはぐくむためには、失敗を恐れず挑戦できる環境でなければなりません。

 しかし、今の子どもたちは、大人の助けにより成功体験はたくさんしていますが、失敗体験はあまりしていません。そのため、困難に出合った時にすぐにあきらめようとしたり、失敗から這い上がることが出来なかったりする子どもが少なからずいますが、目標を持ち、それに向かって踏み出さない限り、何も起こりません。

 子どもたちが一歩踏み出すためにも、「安心して失敗できる環境」を創る必要があると考えています。子どもは、頑張っても結果が出なかったときに、「やっぱりダメだった」と自分にダメ出しをすることがありますが、そんな時、先に手出しをするのではなく、子どもに任せて、やらせて、失敗させて、そして本人が反省して、改善して、またやってみて、また失敗する、ということを繰り返す経験が、本当の成長につながると思います。安心して失敗できる環境を創り出し、認められ、見守られているという安心感こそ、新たな挑戦への意欲と勇気を生むのだと思います。


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