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週刊日本医事新報 新型コロナウイルスの記事 まとめてみました 9/5-9/11


9/5-9/11に『週刊日本医事新報』に掲載された,新型コロナウイルスの記事をまとめてみました。

■NEWS(無料記事)

▶「ワクチン・検査パッケージ」活用し行動制限緩和を─新型コロナ対策分科会が提言
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会(尾身茂会長)は9月3日、希望者への新型コロナワクチン接種がほぼ完了する今年11月頃をメドに、できる限り制約のない日常生活に戻すため「ワクチン・検査パッケージ」を活用した総合的な取り組みを導入すべきとした提言をまとめた。……
▶モデルナ製ワクチンの異物は「ステンレス」─武田薬品が調査結果公表
モデルナ製の新型コロナワクチンの一部に異物が混入していた問題で、同ワクチンの国内流通を担う武田薬品工業は9月1日、異物混入で使用見合わせとしたロットに関する調査結果を厚生労働省に報告、公表した。……
▶厚労省の22年度概算要求は総額33.9兆円、自然増は6600億円
厚生労働省は8月31日、2022年度の予算概算要求を財務省に提出した。一般会計の総額は33兆9450億円となり、21年度当初予算比で8070億円増加。高齢化などに伴う自然増分は6600億円を計上した。診療報酬と薬価の改定、不妊治療の保険適応への対応、新型コロナウイルス感染症関係の事項要求などは、年末の予算編成課程で検討する。……
▶外来で参加可能なCOVID-19治療薬の治験紹介―厚労省がコールセンター設置
厚生労働省は9月3日、新型コロナ感染症の軽症患者が自宅で簡便に使用できる経口薬が承認されていない状況を踏まえ、軽症患者が外来通院等で参加できる治験を紹介するコールセンターを地域ブロックごとに開設したと発表した。……
▶20年度概算医療費、新型コロナで3.2%減少、減少幅は過去最大
厚生労働省は8月31日、2020年度の医療費の動向を公表した。それによると、20年度の医療費は前年度比3.2%減の42.2兆円となったことがわかった。医療費の伸びがマイナスになるのは16年度以来4年振りで、減少幅は過去最大。……
▶ノババックス製ワクチン1.5億回分供給で厚労省と武田薬品が契約締結
厚生労働省は9月7日、米ノババックス社からの技術移転を受けて武田薬品工業が国内で開発・生産を行う新型コロナワクチン「TAK-019」(海外での開発コード:NVX-CoV2373)について、日本での薬事承認を前提に、早ければ2022年初頭から概ね1年間で1億5000万回接種分の供給を受ける契約を武田薬品と締結したと発表した。……
▶尾身会長が首相会見で次期政権に要望「専門家集団のロスター形成を」
政府・新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(地域医療機能推進機構理事長)は9月9日、19都道府県に対する緊急事態宣言延長(9月30日まで)を決定した後の首相会見に同席し、自民党総裁選への不出馬を表明している菅義偉首相の労をねぎらうとともに、次期政権への期待・要望を語り、2回接種を終えた人にワクチンを追加投与する「ブースター接種」の検討や非常時に集まる専門家集団(ロスター)の形成を求めた。……


■新薬開発・販売 FRONTLINE(無料記事)

▶グラクソ・スミスクライン:COVID-19治療薬としてモノクローナル抗体ソトロビマブ申請
グラクソ・スミスクライン(GSK)は9月6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療薬として、単回投与のモノクローナル抗体ソトロビマブの製造販売承認を厚労省に申請したと発表した。GSKは特例承認の適用を希望している。……

■識者の眼(無料記事)

▶【識者の眼】「コロナのワクチン接種〜『熱が出る予防注射は打ちません』と言われたらどうしていますか?」中村悦子
数カ月前、私が住む石川県輪島市でも新型コロナウイルスのクラスターが発生し、高校の寮を中心に121人の陽性患者が出たことは、人口2万5000人足らずの田舎町を震撼させました。……
▶「新型コロナワクチン接種を希望しない人へのアプローチの必要性」和田耕治
米国などでも見られているように、国内でも、新型コロナに感染して重症化する人はワクチン接種をしていない人、となりそうである。今回は、「接種を希望しない人」の特徴を見ながら今後のアプローチを考えたい。……
▶「医師や学会のSNSアカウントのメリット・デメリット」倉原 優
政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長が8月30日、インスタグラムのアカウントを開設したことが話題となった。春には、お笑いコンビEXITのりんたろー。さんと対談し、若者に対する新型コロナの情報訴求について議論していたことが記憶に新しい。……
▶「『ザイタク医療』⑧〜訪問診療と往診〜」田中章太郎
当院が立地する兵庫県に4度目の緊急事態宣言が出ている中、新型コロナウイルス感染症の方の自宅療養が注目されている。一方、自宅療養を不安視する声も多く、在宅医療の実際があまり知られていない事を痛感した。それでも、感染者数増加に伴い、治療場所が病院から在宅にシフトしている印象だ。……
▶「COVID-19感染初期における鼻うがいがもたらすインパクト」堀田 修
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の主な感染経路が空気媒介感染であり、季節性コロナを含むウイルス性上気道炎における鼻洗浄(鼻うがい)の有効性を示すエビデンスが既にあることから、我々日本病巣疾患研究会は昨年春よりCOVID-19対策として鼻うがいの啓発活動を実施している。……

■長尾和宏の町医者で行こう!!(無料記事)

▶自宅療養者を開業医が診るコツ
日本医師会長もメッセージ/8月10日、筆者は東京都医師会の尾㟢治夫会長らとともにBSフジの「プライムニュース」という番組に2時間生出演した。8月2日にも生出演したので異例の2週連続であった。「開業医がコロナの診断と早期治療に関わることで医療逼迫が解消するはずだ」と何度も力説した。……

■学術論文(無料記事)

▶[緊急寄稿]COVID-19における薬剤治験のあり方─移植感染症学の視点からみたCOVID-19[第3章]
1. COVID-19の最近の動向とその話題/第1章では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を抑えるための能動的解決策について提案し,第2章では厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」にいち移植医の立場から率直な意見を述べた。……
▶[緊急寄稿]インフルエンザとCOVID-19,同時流行か─季節性インフルエンザが熱帯,亜熱帯で流行(菅谷憲夫)
今冬はインフルエンザ流行か/世界各国が,新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)とインフルエンザの同時流行を警戒している。英国政府は,今年のインフルエンザは早期に流行が始まり,昨年流行がなかったために例年の1.5倍の大きな流行になる可能性を指摘して,インフルエンザワクチン接種を呼びかけている。……

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