親知らずの抜歯で入院した
親知らずの抜歯をした。
私の下顎の親知らず2本は、上じゃなく、真横に生えていて、歯茎の下で成長していた。こういう状態の歯を「水平埋伏智歯(すいへいまいふくちし)」と言うらしい。
特に日常生活に問題はなかったのだけど、
歯科矯正に悪影響だと言うので抜くことになった。
もし抜かずにいると、矯正完了後に親知らずが成長する可能性があって、せっかく綺麗に並べた歯がガタガタになってしまうかもしれないらしい。
私は怖がりなので、最初は「意地でも抜歯しないぞ!」と思ったのだけれど、100万近い矯正費用が親知らずのせいでふいになったら悲しいので、仕方なく抜いてもらう事にした。
実際に会社の先輩も「大人になってから親知らずが生えてきて、前歯1本が押し出された」と言っていたから、親知らずの成長による歯列の乱れは珍しい話じゃないのかもしれない。
局所麻酔から全身麻酔まで、いろいろな選択肢がある中で、私は「静脈内鎮静」という方法で手術してもらった。これは点滴で鎮静剤を入れて、眠ったような状態で手術が受けられるというもの。
心配なのは「痛み」だけど、
まったく無かった。
手術時は、一般的な歯医者の椅子に座らされて
「おいおい、こんなんで大丈夫か?」「もっとしっかりしたベッドと設備が必要なんじゃないの?」と思った。そこまでは覚えている。そういえば、鼻に空気を送り込む装置を付けられたな。くすぐったいけど痛くなかった。あと心拍数を測るシールみたいなのを貼った。今思い出した。
でもその後すぐ、事前に繋いでいた点滴に鎮静剤を追加してもらってからは、まるで記憶が無い。
途中ボヤーッと意識が浮上したような気がするんだけど、痛みはもちろん、音も、振動も、切開された感覚も、血の味も、何もなかった!!医療すごい。
「親知らずの抜歯怖いなぁ」と思っていたけど、
手術自体は眠っている間に終わった。同様の手術を受ける方は安心して良いと思う。
どちらかと言うと、
手術より手術後の方が辛かった。
鎮静剤が切れて、麻酔も切れて、下顎の感覚が戻り始めてきた頃から、徐々に痛みが出てきた。許容範囲内ではあったけど。
病院では、希望すると痛み止めの点滴もしてくれた。私は術後に1回、寝る前に1回点滴してもらったら難なく乗り越えられた。
でも、痛みはそれから3日間くらい続いた。
次の日は朝から頬が腫れて、
顔面がおにぎりみたいな形になった。
触ると痛いのはもちろん、歩く刺激ですら頬が痛くて、そろりそろりとしか動けなかった。喋ったり、口を大きく開けたりも極力しないようにした。
手術の次の日には退院できたけど
フツーの生活は無理だったので、休日で助かった。
私はここから3連休、ほぼ家で過ごした。
顔の腫れが引かずかわいくないし、喋ると頬が痛いし、それに付随して頭まで痛くなって、動きたくなくなったからだ。あと外出するためには、シャワーを浴びたり、化粧したりしないといけないけど、それによって頬を刺激するのがイヤで、大袈裟じゃなく1日の9割はベッドで過ごす生活をした。
これから同様の手術を受ける友だちがいたら、
「抜歯自体よりも、抜歯に伴う腫れによって
3日間くらい台無しになる準備をした方がいいよ」
とアドバイスしようと思う。
さいごに
「これ、入院前に知っておきたかった」と思った事を3つまとめます。参考にしてください。
手術後にクレンジングするのしんどいから、化粧はしない方がいいと思います。すっぴん(もしくはすっぴんパウダー)がおすすめです!
お腹が空いた状態で薬(痛み止めや抗生物質)を飲むと吐き気を催す可能性があるから気をつけてください!
退院後は買い物に行かなくても良いように、ゼリーやアイスなどの柔らかい飲食物を用意しておくと良いと思います。
追記(抜歯にかかった費用)
退院当日は支払いがなく、後日納入通知書が届きました。総額44,500円でした!ご参考ください。
2024/08/14_82
この記事が参加している募集
私のnoteを見つけて読んでくれてありがとう♡