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君が居なくなった日から

ある日君は突然居なくなった。その存在感を強く残して。

彼らは言った。それは旅立ちであると。

彼女らは言った。それはめでたいことだと。


それから一年経っても、僕の傷は癒えないでいた。何をしていても思い出してしまう。何をしていても悲しくなってしまう。

君はずるい人だ。僕にこんな思いをさせるなんて。

君は気づいているのだろうか。こんなにも僕が君を想っていることを。

少しだけでいい。どうか僕にもう一度姿を見せてくれ。