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「出前授業」のはじまりは
こんにちは、ハッピートークアカデミー協会代表の池崎晴美です。
前回記事では、現在地域の小中学校で行っている「ハッピートーク出前授業」の全体像をお話させていただきました。
今回はその『ハッピートーク出前授業』の
はじまりについて、お話をさせていただきます。
きっかけは
協会を設立する数年前、2011年に初の小学校出前授業が行われました。
開催するきっかけは、校長先生からのご相談。
もともとフリーアナウンサーの私は、
当時から地域のあらゆる場所で「話す」お仕事や
ボランティア活動をしていたこともあり、
学校の先生方とも交流があったのです。
そんな折、愛知県あま市甚目寺小学校にて
当時の校長先生とお話しする機会がありました。
校長先生はおもむろに、
「小学校高学年になると急に言葉が乱れる。」
「人と比べて自己肯定感が下がるのもこの時期です。」
と話し始められました。
この問題に学校全体で取り組みたいのだが
良い方法はないだろうかと、ご相談頂いたのです。
「何か子ども達へ言葉の勉強や、自分を好きになる授業をしてくれませんか? 」
この言葉から、「ハッピートーク出前授業」が誕生しました。
2009年に、大人向けの「ハッピートークプログラム」をスタートしていたこともあり、このプログラムを子ども向けに作りなおして、行うこととなりました。
初めての授業で
初の授業は打合せから数か月後、
甚目寺小学校の4・5・6年生(各学年3クラス120人)に1限ごとに体育館に集まってもらい実施しました。初めての出前授業、スタートです。
![](https://assets.st-note.com/img/1663168484667-vsmgQmabQe.jpg?width=1200)
緊張していた私のために
東京からハッピートークトレーナーがアシスタントとして駆けつけてくれました。
プログラムは「じゃんけんゲーム」や、「共通点探しゲーム」でスタート!
そこから言葉の引き出し理論を伝え、3分間で好きな言葉を書き出してもらい、言葉送りゲームで楽しく言葉を使う実践練習もしました。
言葉の引き出し理論の説明には、
皆真剣な顔でメモをとりながら聞いてくれました。
好きな言葉探しでは、一人一人が沢山の言葉を書いてくれました。
体育館中に広がっての言葉送りゲームも元気一杯に参加してくれました。
私からの最後の質問は、
「今日の一番の学びはなんですか?」
「いい言葉をつかうと、豊か になることがわかりました!」
「言葉の引き出しにいい言葉をいっぱい入れたいです!」
「言葉がからだにも影響があることがわかりました!」
私が伝えたかったこと、ちゃんと伝わりました。
こうして1回目の出前授業は無事に終了。
授業後、校長先生から「来年もやりましょう」と言っていただきました。
あま市甚目寺小学校はその後も毎年依頼をいただき
12年間授業を行っています。
この1回目があったから、今のハッピートークがあります。
12年間変わらないこと
プログラム内容は毎年改良を重ねていますが、開始当初から変わらないのは校長先生、そして先生方と相談をしながら進めていることです。
私よりも子供たちといつも一緒にいる先生方からの意見はなによりも大切。
そして良い授業とは先生たちの負担を闇雲に増やさないことでもあります。
今年も夏休みが終わり、学校に元気な子供たちが戻ってきました。
私も負けないように、元気いっぱいハッピートークを伝えていきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。