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みんなで作るエシカルフードアクションーーコアメンバーの想い

CCCマーケティングが立ち上げた「Tカードみんなのエシカルフードラボ」。
まずはコアメンバーがどのような想いで取り組んでいるのかお伝えしていきます。
今回は、フューチャーセッションズの有福さんからです。


はじめまして。フューチャーセッションズの有福です。
今回、CCCマーケティングが立ち上げました「Tカードみんなのエシカルフードラボ」に「マルチステークホルダーによる対話の企画・運営」の専門家として関わることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

私自身は、子どもが生まれたのをキッカケに、環境問題の解決に関心を持つようになり、多くの専門家や実践者からお話を伺うなかで、持続可能な社会を作るためには、地域の持続性を高める必要があり、そのためには、エネルギーと食の自立が必要不可欠である、ということを学びました。
今回の「エシカルフードラボ」に参画することで、まずは食に関してのアクションを推進していけること嬉しく思っています。

私が代表を務めますフューチャーセッションズでは、答えが1つに定まらない複雑な問題に対して、セクターの壁を超えて解決していくための対話の場を提供し、より良い未来の実現に貢献してきました。
多様な視点を持つ方々が、対話することによって、問題を自分ごととしてとらえ、相互理解が進むことによって、解決に向けた協調アクションが生み出されていくと考えています。

今回このラボで掲げているテーマ「エシカルフード」には、まさに複雑な問題が山積みとなっています。例えば、未利用魚の問題について考えると、漁師は、高値で売れる魚を獲りたい。流通は、新鮮な魚を安く仕入れて、高く売りたい。生活者は、いいものを安く買いたい。というそれぞれのステークホルダーの思惑が一致しないため、生活者が口にしない魚には、値がつかず、獲れてしまうのに流通しない資源が生み出されてしまいます。

「エシカル」という言葉自体を聞いたことがないという方がいらっしゃれば、すでにエシカルな消費行動を実践しているという方もいらっしゃるでしょう。
また、言葉は聞いたことがあるけど、自分には関係ないという反応を示す方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、誰かだけが得をする・損をするという発想を乗り越えて、関わる全ての人や環境がハッピーになる状態を作っていくことが求められており、そのためには、まさに生産者だけが考えれば解決することではなく、メーカーや流通、料理人など食に関わる多様な方々、そして何より生活者の方々とも一緒に考えていかないと解決ができません。
誰かに任せれば解決するという他人任せのスタンスではなく、多くの人の小さなアクションを効果的に組み合わせて「みんな」で関わっていく(コレクティブインパクト)という視点がとても重要になります。

私自身は、この「エシカルフードラボ」では、
【みんなが、より良い選択ができるようにするには?】
という問いを持って、今よりも良くなったことが実感できる未来を作っていきたいと考えています。

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