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テレビドラマ 記事まとめ

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テレビドラマの感想文や、おすすめテレビドラマについて書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#ドラマ」「#ドラマレビュ」が付けられている記事を自動で追加し、…
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#NHK

大河ドラマ『光る君へ』第23回「雪の舞うころ」

第23回は至るところで恋バナ炸裂の回でしたねぇ😛 まずはじぃじイチオシの倫子(黒木華)道長(柄本佑)の地味夫婦から… と、得意満面の倫子だったのですが… しかし、正直なところ「黒木華を随分もったいない使い方してるなぁ…」と思っているじぃじですが、これは8月以降の後半の物語のための伏線なんでしょうかねぇ?夜叉になった倫子は見たくないじぃじです。 一方、一条天皇(塩野瑛久)の定子(高畑充希)に対する思いの深さに困惑してしまう姉と弟は… 一方の吉田羊の方は安定の「姉弟の会話

NHKドラマ「パーセント」を見て〜分かりたいから、ぶつかる。〜

NHKで全四回に渡って放送されたドラマ「パーセント」が先日最終回を迎えました。 多様性月間というテーマに即し、障害当事者のドラマを作ろうとするも、周りに流されてばかりでいまいち頼りない若手新人女性プロデューサーと、四肢にハンデを抱えている以外は至って健康体で、学校に通う傍ら、身体障害者の人達が集まる劇団に所属し役者を目指しているという青春真っ盛りの女子高生の交流を描いた作品。 とだけ書くと「健常者と障害者の物語」と思われそうですが、その実「健常者と障害者」という枠を飛び越え

大河ドラマ『光る君へ』第21回「旅立ち」

第21回は長徳の変で最も悲劇的な定子(高畑充希)の処遇にフォーカスが当たりました。清少納言(ファーストサマーウイカ)の献身とともに彼女の代表作である枕草子が執筆された由来が語られたのですが… まずは「春はあけぼの」 次は「夏は夜」 この蛍のシーンが美しい。さらに「秋は夕暮れ」 ようやく思いが定子に届いたようです。 このセリフのない長いシーンは印象的でした。しかし、今作の定子が関わるシーンはいずれも綺麗で、制作陣の力の入れ具合には圧倒されますねぇ。 一方、前回、倫子

大河ドラマ『光る君へ』第17回「うつろい」

第17回は、道隆(井浦新)率いる中関白家と残る兄弟、道兼(玉置玲央)詮子(吉田羊)道長(柄本佑)の間の溝が深まった様子が描かれましたね。 もっともじぃじの目を引いたのは骨肉の争いではなく、乙丸 (矢部太郎)と百舌彦 (本多力)のおとぼけコンビの困惑した様子でした。 冒頭から、まひろ(吉高由里子)が登場して… 一方、道長の方では… 「もういい加減して」と二人で揉めてると… すべてを知ってる彼らの困惑は深まるばかり…とこれまた微笑ましいシーンがじぃじは好きです😛 さて、

大河ドラマ『光る君へ』第8回「招かれざる者」

第8回は、ガールズトークから始まりましたね。 今回のハイライトは、お話の筋的には兼家(段田安則)が倒れたシーンなんだろうと思いますが、じぃじ的にはまひろ(吉高由里子)が道兼(玉置玲央)の前で琵琶の演奏を披露するシーンが印象に残りました。 が… 実はもっと印象に残ったのが倫子(黒木華)の六変化でした 最後が腑抜けた顔では申し訳ないので… やはり、黒木華は純和風の顔立ちなので、こういう役だと映えますよねぇ。すいません、じぃじの好みです😛 で、毎度、興醒めで申し訳ない視聴

大河ドラマ『光る君へ』第6回「二人の才女」

昨夜、第6回のトピックはききょう(清少納言)の登場でしょうか。 で、ハイライトは藤原道隆(井浦新)が催した漢文の会ということになるのでしょうね。井浦新と言えば過去の大河ドラマではサイコな役柄ばかりだったのですが、今回、その役回りの道兼役は玉置玲央なので永年の努力により昇格を勝ち取ったのかな?と思ってます😛 もちろん、目を引くのはまひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)の秘めたる関係…あの場での二人の微妙な表情がクローズアップされてましたが… さらにダメ押しのように、まひろに

オーディションは手話 当事者約20人出演のドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」ができるまで

皆さん、はじめまして。 本ドラマの制作統括をした伊藤学です。 『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』は、企画から3年以上の歳月をかけ完成しました。ろう者・難聴者・コーダ(CODA)の当事者にも参加いただいたこのドラマ。企画の経緯やスタッフ・キャストのドラマへの関わりを知っていただくことで、ドラマをもっと楽しんでもらいたいと思っております。 ドラマ化のきっかけは自身の経験から皆さんの身近にろう、または難聴の方はいらっしゃるでしょうか。 わたしの周りにはそのような知り合いがおらず

朝ドラ『ブギウギ』応援イラスト第5週

2023年NHK 連続テレビ小説109作目2023年10月から2024年3月放送 「東京ブギウギ」の歌手・笠置シズ子さんがモデルのドラマ【キャスト】趣里・水上恒司・草彅剛・蒼井優・菊地凛子・小雪・水川あさみ・柳葉敏郎ほか【主題歌】「ハッピー☆ブギ」中納良恵・さかいゆう・趣里【脚本】足立紳・櫻井剛【音楽】服部隆之【語り】高瀬耕造(NHK大阪放送局アナウンサー)                                     制作・著作 NHK copy 【第4週】

「らんまん」裏話!ドラマ支えた“SKT”の存在

ついに最終回を迎えました。 最後までご視聴いただき本当にありがとうございました! 「らんまん」最後のnoteは、「植物」についてのお話です! 劇中で登場したさまざまな草花は、季節の移ろいとともにいろいろな顔を見せてくれたり、新たな発見をさせてくれたり…さらに登場人物の心に寄り添い、ときには愛しい人を思い出させてくれるような存在でした。 ここまで「らんまん」に登場したたくさんの植物の裏には、 植物考証チーム、略して「S(植物)K(考証)T(チーム)」という存在がありました。今

朝ドラ『らんまん』に登場した「みょうがのにぎり」をつくってみた。

夏になったら体が欲するもの。 自分の場合、それは「ゴーヤー」「大葉」「みょうが」「お酢」だ。 NHK『きょうの料理』に幸吉が登場先週、たまたま昼にNHKの「きょうの料理」を見ていたら、朝ドラ『らんまん』のふるさと、高知県の特産品を使った料理が紹介されていた。 まだ再放送や、NHKプラスで配信されていると思うので、視聴できる方はぜひどうぞ。 この日ゲストとして呼ばれていたのは、あの幸吉! 俳優の笠松将さんだった。『らんまん』を視聴している身としては、これは見るしかない。

朝ドラらんまん"隠し味"の秘密ー食べ物は「美術」だ!

こんにちは。 6月30日放送の『らんまん』、いかがでしたか? 万太郎と寿恵子の祝言シーン、ため息の出る美しさでしたね! お祝いの席の料理も、ずらりと並ぶ本格郷土料理に、白梅堂の美しい和菓子まで揃って、豪華なこと! このおいしそうな料理の数々、いったい誰が用意しているのか、どんな味がするのか、当時の食材や調理法をどうやって再現しているのか、想像したことはありますか? ドラマの中で登場する料理、通称“消えもの”は、大道具や小道具と同じように、美術チームが用意しています。 伝

泣きながら進め、七実ちゃんと奈美ちゃんの巻(ドラマ見学3日目)

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』ドラマ現場の見学レポート、前回の話は↓ 早朝、まだ冷たい空気のこもっている地下駐車場で。 ぽつんと離れて立ってるわたしを見つけ、跳ねるように駆けてきてくれた河合優実さんの姿が、ずっと目に焼きついている。 「奈美さんだ!」 彼女の人柄が、岸本家を岸本家たらしめていると、その瞬間に思った。 そういう“結び目”みたいな人って、本当にいる。 愛想がいいとか、元気がいいとか。そういう言葉では、あの時の河合さんの良さが表せ

“棒についたモフモフしたマイクを振る”だけじゃない、音声スタッフの仕事の話

「お仕事、何されてるんですか?」 「テレビの音声スタッフです」 「え?棒についたモフモフしたマイクを振る、アレですか!?」 初めて会う人に仕事の話をすると、ほぼそう返ってきます。 それもとても大切なお仕事の一つなのですが、他にもいろいろやっています。 たとえば、『オーディオドラマ』。 映像はありません。音声のみのドラマです。 音声だけだからこそ、物語に出てくる音の質感を意識して、音声によってその物語がグッと面白くなるように、こだわりを込めて制作しています。 今日はそのこ

「大奥」を今あらためてドラマ化したい!16年を経て受け継がれたバトン

よしながふみさんの傑作コミック「大奥」。 そのドラマ化の企画書を書いたのは、16年前のことでした。 1日の終わり、じっくり楽しむドラマが見たい私がドラマ制作に携わって10年足らずのころ、制作・編成・マーケティング・事業・視聴者センターなどなど、NHKのさまざまなセクションの30~40代職員が集まるプロジェクトができました。 プロジェクトの課題は、公共放送としてより多くの若い層に見ていただくために、どんなドラマが求められているのかを探るというもの。 そのころのNHKドラマは生