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ジャズ 記事まとめ

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ジャズのアーティスト・楽曲について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#jazz」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2022年2月の記事一覧

#10 最終回。今の自分から昔の自分へ12のアドバイス

僕がジャズを始めて、悩んだことや練習したことを振り返りながら書いているnoteシリーズの連載第10回目です。 最終回です! 前回までで、あの時あれが出来なかったとか、あの練習が何かのきっかけになったとか、ざっくりと時系列に沿って書いてきました。 最終回である今回は少しテイストを変えて、今の自分が「アドリブができない」と悩んでいた昔の自分にアドバイスするなら何を言うか、ということを挙げていきます。 ※今回はこれまでの連載を踏まえた内容となっていますので、単品購入はお勧め

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アシッドジャズの日本盤コンピをリリース順に集める(1990年代まで編)

前に「紙とCDで見る20世紀のソフトロック再評価」という集める系の記事を書きました。今回はアシッドジャズの日本盤コンピを集めて紹介していきましょう。一応前史にあたる「ジャズで踊る」=ジャズダンスのコンピも載せています。 旧来的なジャズファンの聴き方ではなく、ディスコ/クラブシーンでダンサー達のために流されるジャズというのが、1970年代のイギリスで徐々に注目されはじめました。これが「ジャズで踊る」シーン。1980年代に入ると日本にも情報が入ってきます。 ここで選ばれている

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ホテルはもっとエンタメをそして文化を

ホテルとは泊まるためのものであるか。 この問いについてずっと考えています。 その答えは否です。 私の場合には。 私のホテルの原体験は幼少期まで遡る。 何か大きくて他所行きでキラキラとしていて。 そう言ったものの象徴であったと思います。 槇原敬之さんと松本人志さんが共作で作った曲、チキンライスにおいてホテルは高級そのものを表す場であり体験そのものでありました。 「赤坂プリンス押さえとけ。スイートとまではいかないが。」と。 私は知らない時代、日本経済が繁栄を謳歌

FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 021:V-Disc特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise- 第21回(2022年2月11日(金/祝)20時~ (再放送:2月13日(日)19時~) 清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。 全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。(今回は全曲LPですけどね。) サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。 今週はV-Disc特集です。1940年代にアメ

「僕の人生を変えた人」が亡くなった ~ポーランド・ジャズに未来をもたらした天才Zbigniew Namysłowski~

近いうちにこの日が来ると思っていた。だから悲しくはない。ただ、予想より少し早かったかなというのが正直な気持ちだ。 戦後ポーランド・ジャズ黎明期の50年代から活躍し、ポーランドをヨーロッパ有数のジャズ大国へと押し上げた立役者の一人で、サックス奏者・作編曲家のZbigniew Namysłowski ズビグニェフ・ナミスウォフスキが亡くなった。現地時間2月7日、享年82だった。 ここから先は親しみを込めて「ナミさん」と呼ぶことにする。ナミさんはポーランドのジャズ・シーンを進化

My Funny Valentine 2022🌟

先日カナダのバンクーバーの方主催のオンラインクラス、課題曲は, My Funny Valentine でした。このクラスは人数少なめ、表には宣伝してないクラスですが、ご希望の方やご紹介により1ヶ月に1度のペースで今回が10回目です。 いつもやってるNYは土曜日のクラスでは、オンライン前のリアルなクラスの時にはこの曲やりました。でもそれ以来なので、そちらのクラスでも来年当たりはやろうかなぁ。 【お薦め音源/ My Funny Valentine 】 Sarah Vaugha

さらまわしネタ帳049 - JATPの7インチ

相変わらずジャズの7インチ盤が面白くて、いろいろ調べたりしながら遊んでおります。ジャズは専門外というようなことを書いておきながら、いざ調べものやらレコード整理やらとなると、知識が十分でないせいか、ついつい夢中になって時間を忘れるようなところがあります。ただどうしても、マイルス・デイヴィスやソニー・ロリンズあたりが入り口でしたから、モダン・ジャズの領域からはなかなか広がっていきません。 以前にも書いていますが、ちょいとわけあってグレン・ミラーが好きではないので、スウィングやら

#9 グッとくる演奏を求めた迷走の記録

僕がジャズを始めて、悩んだことや練習したことを振り返りながら書いているnoteシリーズの連載第9回目です。 いよいよ終わりが近づいてきました。前回まで8記事にわたって時系列とともに振り返りを綴ってきましたが、今回はその練習の過程に通底してあった「グッとくる演奏とは何か」という悩みポイントに焦点を当てて書いてみます。 ☆連載のインデックスはこちら(↓)の記事もしくはマガジンで! このシリーズは教則本ではなく個人的な体験記です。また、単品500円ですが最終的に10記事で完結

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ジム・ハリソンさんのお葬式

長年、バリー・ハリスさんの右腕というか、ジャズ・カルチャー・シアターの時代からマネージャーをしていたと言われてました、ジャズ・プロデューサー、プロモーターのジム・ハリソンさんのホーム・ゴーイング(お葬式)に出席しました。 2019年のバリー・ハリスさんのお誕生日の時です。ジムさんはいつも笑顔で、バリーさんのコンサートやイベントには必ずいたので、1996年から知ってますから25年になります。夏のジャズ・モービルのコンサートの時にはいつも奥さまと笑顔でいて、会うと何故かホッとす

作品を残すと言ふ事・・・

40歳を超えた頃だったか・・・恐怖を感じるやうになった。 それは・・・自分が今まで生きてきた「証」を多く残せていないと言ふ事に気付いたから。自分は音楽家なので・・・「証」と言ふと「音」の事。音楽は「瞬間芸術」と言ふ事で、私にとっての「証」とはCDや映像などの「作品」と言ったトコロ。 それまでは・・・所謂「Live」に重きを置き活動を続けてきた。即興を多く取り入れた音楽が中心ゆえに、「その日」「その場所」「オーディエンス」と一緒にいかに創造していくか・・・? そこに命を燃や