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学校新聞をnoteで公開! N/S高で実施したnoteの出前授業

角川ドワンゴ学園(N高等学校・S高等学校)の学校新聞。
これまでは、教職員のかたが作成されていたそうです。

しかしこれからは、生徒目線で魅力を発信していこう!と、有志の生徒を集めて実行委員を立ち上げようとしていらっしゃいます。

実行委員立ち上げに向けた最初のステップとして、有志生徒のみなさんを募って「N/S高新聞 実行委員ワークショップ」が開催されました。

そしてなんと、その記念すべき新しい学校新聞をnoteで公開してくださるとのこと!

それならばぜひnoteとしてもお力になりたい!ということで、ワークショップの一部にお邪魔して、授業をさせていただきました。

出前授業の目的・概要

有志生徒のみなさんが参加される特別授業(ワークショップ)は、計5回。ご担当の先生やスタッフのみなさんが、綿密に組み立てたプログラムです。

今回はワークショップ参加者同士でインタビューをして、記事にするまでの一連の流れを体験することになっていました。

noteからは、「インタビューをする前」「インタビュー後の執筆段階」の計2回、お話させていただきました。

実施時期:2021年 10月
実施した時間:特別授業(有志が参加) noteの出前授業は2回
参加した生徒:高校1~3年生、18人

学校新聞noteをつくることが最終ゴール。少しでも伝わる表現の工夫を考えます
新聞を公開する場所「note」のことや、noteが考える創作についてお話しました。
何より大切なのは、楽しむこと。
せっかく学校新聞を作るなら、校内外の人に楽しんでほしい!
読者目線を意識しながら、「届けるための工夫」についてもワークを通して考えていきます。


タイトルを考えるワークショップ

自由に発想することを楽しむために、インタビューとは関係なく「こんなnoteを書いてみたいな」というアイデアを出し合ってみました。その一部をご紹介します。

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すでにN/S高に通っているみなさんにとっても、これから通いたいなと思っているかたにとっても、興味深いタイトル案ばかりですよね!

このタイトルのワーク以外にも、「インタビュー記事の構成」について意識したり、「自分の文章に自分でツッコミを入れる練習」なども講義+ワークで考えていきました。

記事を執筆する間に、質問部屋もオープン

ワークショップの中では、各々が執筆作業をする時間も。
その際、執筆で悩んでいることを自由に相談できるブレイクアウトルームが開かれました。ほかのスタッフのみなさんに混じって、noteディレクターも質問にお答えしました。

質問に答える3人。左から、TAで元東大新聞編集長
の中野快紀さん、授業のコーディネーターで編集者
の高崎薫さん。そしてnoteの中野。

印象的だったのは、「インタビューしたときの発言(文字起こし)を、読みやすくするときには、どのように編集すればいいのか」といった質問をする生徒のかたが数名いらっしゃったこと。

インタビューを原稿にして伝わるようにすることは、ただ文字にするだけではないーーこれは、インタビュー対象者への誠実な気持ちと、伝えたいという強い意志があるからこそ気づく難しさかもしれません。そこに向き合っている生徒のみなさんは、学校新聞の記者・編集者として大きな第一歩を踏み出しているように見えました。

質問部屋でのひととき。文字起こしが大変だった!という話題に。

生徒のみなさんの反応

今回の授業を聞いて感じたこと、印象に残ったことなど感想をいただきました。その一部をご紹介します。

私も普段からnoteを日記がわりに使っていて、全然文章が上手くかけなくて悩んでいた。だけど、こんなに自分が知っている以上の構成のポイントがあるんだと知って、今度から意識して使ってみようと思った。

読んでもらいたいから読者が興味深いことを書くのではなく、まずは自分が興味のあることを書くと考えたとき凄く気楽にできそうだなと思いました。

そもそもの執筆者とは、なんなのかから始まり、記事の基本的な構成など実用的な事が多く、全て将来に活用出来ることだと思った。また、全て教えて頂くのではなく、自分達が考える余地もあり、創造力を養うこともできたと思う。

自分が書いたものを客観的に見るのは難しいと思っていました。でも、ツッコミを入れると考えたら、すごく分かりやすくて、すぐにでも実践できそうだと思いました!

今回、自主的にワークショップに参加されたみなさん。授業終了後に集まった熱いコメントからは、創作を楽しんでいる様子が伝わってきてとてもうれしくなりました。

ついに公開されたN/S高新聞 !

生徒目線で、生徒がつくるN/S高新聞。ワークショップを経て、noteで公開されました!

「N/S高生の今」がつまったインタビューが、順次公開されています。

一人ひとりの学校生活の楽しみ方や、趣味のことなど、等身大のN/S高生のことが伝わってきます。また、それぞれ記事の最後には、インタビューを通じて感じたことが率直に書かれていて、読んでいてグッときてしまいますね。

丸山かこさんの書かれた記事の締めの言葉が、それを象徴しているように感じます。

たくさんの生徒がいるが、おそらく、N/S高生の今の生活は、ひとつも同じものがない。そこが素敵だなと感じた。

【N/S高生の今】自分だけの生活、選べる未来。より

学校新聞をnoteで公開していただきありがとうございます! そしてすてきなワークショップにお招きいただき、教育担当のnoteディレクターとしても勉強になりました。N/S高新聞、これからも読者として、楽しみにしています。

noteディレクター 中野

▼noteの出前授業

▼noteの出前授業のレポートは、このマガジンにもまとめていきます。

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