マガジンのカバー画像

学校の校則・ルール 記事まとめ

53
学校の校則やルールづくりにまつわるアイデアやレポート、エッセイなどをまとめるnote公式マガジンです。
運営しているクリエイター

#教師

いかにルールを減らせるか

 「生徒手帳っているのかな?」  僕は中学生の時こんなことを考えたことがあった。そもそも中学生になって突然現れた『生徒手帳』にはびっしりとルールが書き込まれていた。  「先生。何で白い靴じゃないとあかんの?」  中学1年の時に担任の先生に聞いてみた。大して納得の行く答えは返ってこなかった。他の先生にも色々と聞いてみたがあんまり納得の行く答えが返って来ない。  世の中がお洒落だと言う反町隆史はシャツのボタンをどんどん開けていても、中学生は第一ボタンまで閉めないといけない

破る校則、生きる校則

私が高校生だった頃、校則は恐ろしいものであり、バカバカしく意味のないものだった。まだ経験値の低い15歳の私には ”なんでよ、バカじゃねーの?” と思えた校則が生徒たちの話題に上る時は大抵が文句だった。 髪の毛は肩にかかってはいけない。 靴下は白でなくてはいけない。 廊下を走ってはいけない。 リップクリームは色がついていないものでなければいけない。 理由があってこんな校則があったのだろうから、きちんと説明して生徒たちに納得してもらえばよかったのに、と今でも思う。”して

「教育を変える」ためには、まずは「ランドセルをやめてみる」のは、どうでしょうか?

 もう随分と昔になるけれど、テレビを見ていて、教育に関して、印象的な言葉を聞いたのを覚えている。 なつかしいは、おかしい 「ニッポンのジレンマ」という番組で、教育の専門家(すみませんが、誰だか忘れました)が、こんな事を話した。  学校へ行くと、みなさん、誰もがなつかしい、と言いますよね。だけど、それは、考えたらおかしいんです。もう随分と時間が経っているのに、変わっていないという事ですから。  近所の高校が文化祭を行い、バザーや美術部の展示を見に行きたくて、高校の教室を見

進学校かどうかは関係ありません

昨年から、校則の見直しについて世間の関心が特に高まっています。 それは、ツーブロックや地毛証明の提出など、時代にそぐわない校則へのネガティブな文脈がほとんどで「ブラック校則」と呼ばれることもあります。 社会全体で多様性への配慮や主体性の尊重が求められる中で、不必要かつ強制的に同一性を求めるものや児童生徒に校則の必要性を説明できないものについては、早急に見直すべきであることは説明を要しません。 ただ、この問題に関しては、旧態依然の学校の体質にのみ原因があると捉えて、学校だけを

これからの学校の役割 【学校2.0】

みなさん、こんにちは。 学校の未来に不安を感じている野良教師です。 少子高齢化が加速する現在、教育市場は確実に下火になるでしょう。 だからこそ、今後の学校はどのように変化していくでしょうか? それとも変化しないのでしょうか? 僕は変化する未来が必ず来ると思っています。 そして、変化できない学校や力のない学校、信用のない学校は淘汰されていく事でしょう。 近い将来必ず学校戦国時代が来ます。 そのような時代が来たときに力のない学校はどのようにして生き残っていけばいい