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アクセシビリティ知見まとめ

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アクセシビリティの知見をまとめていくマガジンです。noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talentio.com/r/1/c/note/pa… もっと読む
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#ウェブアクセシビリティ

「目が見えなくても行政手続ができる社会をつくる」デジタル庁アクセシビリティアナリストの役割

デジタル庁では、「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル社会の実現」を目指しています。そのためには、障害のある人やご高齢の方などを含むすべての方が、ウェブで提供されている情報やサービスをスムーズに利用できることが不可欠です。 「誰一人取り残されない、人にやさしいデジタル社会」を実現するため、デジタル庁ではアクセシビリティアナリストがウェブアクセシビリティの確保・維持・向上のため継続的に取り組んでいます。 今回のデジタル庁noteでは、デジタル庁のアクセシビリティアナリ

民間企業40社のアクセシビリティ方針を調査してみた

こんにちは。YUIDEAでアートディレクターをしているTottiです。 前回、ウェブアクセシビリティの基礎知識についてまとめてみました。 今回は、ウェブアクセシビリティに取り組むにあたって必要なアクセシビリティ方針について、民間40社を調査してみたのでご紹介したいと思います。 アクセシビリティ方針とはウェブアクセシビリティ基盤委員会では、ウェブアクセシビリティを高めるプロセスとして、以下の流れでPDCAを回し、継続的に取り組んでいくことを推奨しています。 ウェブアクセシ

配慮を、「当たり前」にする

今年の4月から、障害者差別解消法に基づく合理的配慮が、民間事業者(私たち)にも義務化されることになりました。 漢字が多いですが、簡単にいうと「法改正に伴って、Webサイト制作のうえでも配慮することが義務化されたよ」ということです。これまで「合理的配慮」は、国や地方公共団体にのみ義務付けられていました。(参考:政府広報オンライン) なかなか聞き慣れない「合理的配慮」ということばについては、内閣府が次のように説明しています。 Web制作会社としてできるのは、ウェブアクセシビ

デザインから考えるウェブアクセシビリティ

こんにちは。dotDデザイナーの山口です。 前回の投稿からだいぶ間が空いてしまってますが…とあるプロジェクトがひと段落し、会社として取り組む・考えていかなければならないテーマとしてnoteに残すべく重い腰を上げました(褒めてください)。 その"とあるプロジェクト"というのが、先日リリースされた「デジタルマーケットプレイス(DMP)」の実運用に向けたα版サイトの開発・構築です。 DMPでは、これまで複雑だった調達プロセスを簡易化することで手続きを軽減し、必要なサービスを検索・

ウェブアクセシビリティを学び始めてみた

今週もウェブ解析士のnoteをご覧いただきありがとうございます。 最近、「ウェブアクセシビリティへの対応が必要だよね」という声をよく聞くようになりました。なんとなく理解した気でいたものの、「それ違うよね」というツッコミをいただくなどしたので、今一度学び始めようかなと思い立ったので、今回はウェブアクセシビリティの超入門編として記事を書いてみようかなと思います。(半分は「中の人」のアウトプットの意味合いです。(笑)) ウェブアクセシビリティとはウェブアクセシビリティとはそのまま

発達障害当事者デザイナーとウェブアクセシビリティ 

こんにちは。株式会社トルクのデザイナー山﨑です。唐突ですが私は発達障害当事者です。ASD(自閉症スペクトラム障害/アスペルガー症候群)とADHD(注意欠如・多動症)を持っています。トルクでは私の障害を受け入れてもらいウェブデザイナーとして勤務しています。 近年、発達障害は話題にあがりやすいトピックスですので、聞いたことある方やなんとなくご存じの方もいらしゃるかと思います。発達障害について説明しますとそれだけで長くなってしまいますので詳しくは「大人の発達障害ナビ」や政府広報オン

Designing for Web Accessibility: Tips for Getting Started

こんにちは、RAKSULでデザインインターンをしている川村です。 今回はウェブアクセシビリティに対応したプロダクトをつくるために、デザインする上で達成すべきことについてまとめてみました。 また、自分がウェブアクセシビリティを勉強する上で参考にしているサイトもご紹介します。 ウェブアクセシビリティについて知りたいけど、何から手をつけたらいいかわからない方へ、ぜひ参考になれば幸いです。 ウェブアクセシビリティって何?ウェブアクセシビリティとは何か。デジタル庁が提供している「ウ

対応義務化?ウェブアクセシビリティ基本の「き」

こんにちは、YUIDEAでアートディレクターをしているTottiです。 2024年4月に「障害者差別解消法」の一部改正法が施行され、全事業者を対象に「合理的配慮の提供」が義務化されることになりました。それに伴い、ウェブアクセシビリティの対応について話題になっていますよね。 私たちもサイト制作の中で問い合わせを受けることがあります。 この法改正はwebサイト制作にどんな影響があるのでしょうか。 「JISのレベルAAに準拠?一部準拠?それって何すればいいの?」 と慌てる前に、

全国100銀行のウェブアクセシビリティ「金融機関のアクセシビリティ対応状況一斉調査レポート」を公開!【CULUMU/ニュースリリース】

改正障害者差別解消法にともなう障害のある人への合理的配慮の知見を提供▼ホワイトペーパーダウンロードはこちらホワイトペーパーは「全国100銀行のウェブアクセシビリティ「金融機関のアクセシビリティ対応状況 一斉調査レポート」」からダウンロードいただけます。 CULUMUでは、金融機関からご相談いただく機会が増えたことから、この度アクセシビリティ対応状況一斉調査レポートを公開しました。近年、ウェブサービスの普及に伴い、よりアクセシブルなウェブサイトが求められています。2024年か

「誰一人取り残されない」を高い水準で叶えるために。ウェブサイトのアクセシビリティ検証結果と、その後

デジタル庁のアクセシビリティチームです。 私たちは、アクセシビリティ向上のための仕組み作りを行う民間人材の専門チームとなっています。3名で構成されており、そのうち2名は視覚に障害のある当事者です。 前回は、私たちがこれまで行った4つの取組を紹介しました。今回は、デジタル庁ウェブサイトで行ったアクセシビリティ検証結果と、そこから見えてきた課題、解決に向けた方向性などをお伝えできればと思います。 今回は少しだけ技術的な内容や規格の詳細に触れますが、できるだけわかりやすくお伝