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【読書】「言葉を植えた人」若松 英輔(著)

著者に影響を与えた人物の言葉を拾いつつ、言葉の本質へと迫るエッセイ集。

人は暗闇にあるとき、言葉を求める。
たった一つの言葉が自分の心を照らし、明日への生命を与える。
そんな経験をした人も少なくないだろう。

私も、自分を根底から支える言葉を植え育んでもいい歳になった。だがそれは、頭だけで考えたところで見つかるものではない。

己の墓標に刻む一語を、残りの生涯で見つけること。
それが生きるということなのかもしれない。

“世界は「言葉」と「命」のはたらきによって存在している。さらにいえば、万物は「言葉」と「命」によって生かされている。それが大峯にとっての叡智の原点であり、究極点でもあった。”本文より

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