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【読書】「少女パレアナ」エレナ・ポーター(著)
孤児となったパレアナは気難しい叔母さんに引き取られたが、どんな事からでも喜ぶことを捜し出す〈何でも喜ぶ〉ゲームで、その頑なな心を溶かしてゆく。やがてその遊びは、町全体に広がった……。
以前投稿した「人蕩し秘伝」において紹介されていたので読んでみることにした。
私自身、自分のことをネガティブ思考だとは思っていないが、本書の主人公・パレアナは次元が違っていた。
ポジティブ思考を持つ人の中には、自分の信条を相手に押し付けてしまう場合も少なくない。気をつけたいのは、「こう考えたらいいじゃない」という思いが相手の心情を超えてしまうこと。「正しいことをしている」という意識は、時として傲慢にもなりうるもの。
パレアナの言動は、そのどれもが人を変えるだけの力があったように思う。
読んでよかったです。
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