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【読書】「人生を変える!50さいからのライター入門」しげぞう(著)

52歳の誕生日を目前に会社を解雇された著者が、売れっ子ライターへと転身を遂げるまでを書いた一冊。ライターの仕事は参入障壁が低く、誰でも稼げるイメージがあるが、実は挫折しやすいという特徴もある。


特にライター初心者であれば、いきなり好条件の仕事が回ってくることはない。そのため、最初の段階では仕事を選り好みせず、「記事を書いた」という実績を作ることが重要になる。そのようにして経験値が上がれば、自ずと仕事のスタイルも見えてくるからだ。結局は色んなことにチャレンジして、肌感覚で掴むしかない。


今はインターネットの普及により、幅広い職種で個人が独立できる時代になった。時間や場所を選ばず、ネット環境さえあれば自分のペースで仕事ができる時代が訪れている。だが、その恩恵を享受できるかどうかは、個人次第であることを忘れてはならない。


ライターの世界は決して甘くない。相応の努力が求められることは言うまでもないが、著者のように「売れっ子ライター」になれるチャンスは誰にもあるのだ。そのことをよく理解しておく必要があるだろう。


良書でした。

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