見出し画像

2023年3月読了本まとめ【13冊】


今月は話題作から未開拓のジャンルまで、幅広く読めたので大満足!!
会社の後輩ちゃんとも本の話ができたり、充実しまくりの1ヶ月でした。


【1冊目】スモールワールズ/一穂ミチ

「光のとこにいてね」で一穂ミチさん作品をもっと読みたくなったので読んでみた。家族や日常がテーマのお話が詰まった短編集。
どのお話も奥深くて重い……。
「光のとこにいてね」が壮大だったせいか、一穂さんの作品は短編ではなく長編で読みたいかな〜と個人的には思った。他の気になる作品もあるので読んでみたい…!

【2冊目】夜に星を放つ/窪美澄

直木賞受賞作。星がテーマの短編集。
婚活アプリやコロナ禍での恋愛模様など、現代っぽさが詰まったお話も。
一人ひとりの繊細な心の動きに触れたい、寝る前の静かな夜におすすめの一冊。

【3冊目】りさ子のガチ恋俳優沼/松澤くれは

ほんタメで知った作品。推しがテーマの本が読みたくて手に取ってみたけど、想像以上に面白かった!2.5次元の舞台俳優、翔太君を推してるりさ子。同担仲間と舞台を観に行ったり、カラオケでDVD鑑賞会をするまではよかったが、だんだんガチ恋となっていき…⁉︎ツイッターでの炎上、週刊誌のスクープなど、現実にあることがよりリアルに、そして芸能界の裏側も見られる。
アイドルでも歌手でも俳優でも、「推し」がいる人に読んでほしい作品。

【4冊目】感性のある人が習慣にしていること/SHOWKO

人の繊細な心の動き、心遣い、本音…など目に見えないものを大切にすることの大切さ、そしてそのための習慣がわかりやすく書かれている。
「感性」はセンスでも才能でもない。習慣で身につけられる。
心の片隅に覚えておきたいことがたくさんあって、メモメモ。

【5冊目】発注いただきました!/朝井リョウ

森永製菓、アサヒビール、出版社、資生堂…など、様々な企業から依頼されて書いた作品たち20作品(+1作品)をまとめた本。
まずこんなにも幅広いジャンルの企業が商品を売り出すキャンペーンの賞品として小説を選んでいるのもびっくりだし、リクエストに応える著者もすごい。
原稿依頼内容(テーマ、枚数など)→作品→書き終えての自作解説 の順に収録されているから、心ゆくまで楽しめて、お腹いっぱい!な気持ち。
とても豪華な一冊を読めて大満足。

【6冊目】とりあえずお湯わかせ/柚木麻子

2018年から2022年の4年間を記録したエッセイ。
初めての育児、友人とのホームパーティー、仕事のこと…など、女性であり母親であり作家である立場からの世の中の見え方、暮らし方が垣間見えて面白かった。人からいいものやおすすめのものを聞いては試してみたり、一つひとつに凝ってみたり、生活を楽しんでいる様子が伝わってきて、丁寧な生活ってこういうことだろうな…と思いながら読み進めた。

【7冊目】気にしない力/Tomy

身近な人のちょっとしたひと言が気になってずっと頭から離れない、他人が気になる…など、生きていると大小関わらず出てくる「気になる」こと。
「気になる」ことが多すぎて振り回されちゃったり疲れたりしちゃう人へ、楽になる考え方、気持ちの持ち方のアドバイスが書いてある。
自分がいつも思っていることやすでに知っていることも多かったため、新たな学びは少なかったが、今後困った時のために近くに置いておいていつでも読み返したい。

【8冊目】おいしくて泣くとき/森沢明夫

無料で「こども飯」を提供する「大衆食堂かざま」。そこに時々食べに来るオーナーの息子、心也の同級生、夕花と弟の幸太。金髪パーマの不良、石村。途中に挟まる別のお話とどうリンクしていくのか気になったけど、最後に種明かしがあってスッキリ。それぞれが事情や悩みを抱えているなかでも、友情や恋心、大人のあたたかさが染み渡っている。
読書イベントの課題本だったから読んでみたけど、前々から気になっていた作品ではあったので読んでよかった。そして、初めて読書イベントなるものに参加してきて、大感激!作家さんのお話を直にお聞きするのも初めてで、貴重な時間が過ごせました。

【9冊目】森沢カフェ/森沢明夫

最近何かと読むことが多い、森沢さんの幸せ溢れたエッセイ集。
日常に小さな幸せを見つけ、ポジティブに楽しんでいる様子が伝わってきた。
いつもハッピーでいられる考え方は真似したい。
また、小説家は常にアンテナを張って色々な人に会って、その全てが仕事に活きる、ということを知った。

【10冊目】君のクイズ/小川哲

2023年本屋大賞ノミネート作。
生放送のクイズ番組、「Q-1グランプリ」決勝戦で本庄絆は問題がまだ1文字も読まれていないのに回答し、優勝する。この謎を解き明かすため、対戦相手の三島玲央は彼について調べ、過去のクイズを掘り起こし真相に迫っていく。
真相が気になって一気読み…!途中はめちゃくちゃ面白かったけどラストは予想外だった。現代っぽくはある。

【11冊目】美しい彼/凪良ゆう

最近ちょいちょい読む、凪良ゆうさんがもともとはBL作家だったと知って気になったので読んでみた。いや〜設定も好みすぎるしまさかの1日で一気読みするとは…。
無口で友達もいない吃音持ちのクラスの最底辺高校生、平良と、クラスの頂点にいる人気者の清居とのラブストーリー。
自分に自信がないけどまっすぐで正直な平良と、プライドが高く不器用な清居の気持ちのすれ違いがなんとももどかしい。
「気持ち悪い攻め」、いいですね〜〜〜〜〜。


【12冊目】憎らしい彼/凪良ゆう

ハマりすぎて迷わず続編も購入。
前作は出会いから付き合うようになるまでのストーリーだったけど、今作は仕事の話が中心。最初は周りに二人の関係を隠してたけど、徐々にオープンにしていく感じ(事件と絡んでということもあるけど)と、周りも普通に受け入れている世界が好き。

【13冊目】悩ましい彼/凪良ゆう

今作はさらに仕事の話が多く出てきて、「お仕事小説」としても楽しめるなあと思った。芸能界や舞台俳優、カメラマンの世界、興味深い……。
ドラマ、映画化されたとのことで気になる…!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?