子供に通じない「そういうものだ」

子供から質問を受けたときの返答に使わない方がいい言葉のお話。

先日👇の記事を書きました。

一つの記事を書いていると
「あれも」「これも」と思いつくことがあります。
連想は頭の中の体験を引きずり出してくれますね。
この記事もそのひとつ。

「そういうものだ」。

大人だと違和感なく聞き流せる言葉。

もしこの言葉に違和感を感じる人がいれば
子供のこころを残している割合が
他の人に比べると多いのかもしれません。
ちなみに私は違和感ありまくり😅。

ですが、子供にとっては
「そういうものだ」はまず理解できません。

この言葉に納得する子供はおらず
むしろ「なぜ?」と問うことがほとんどでしょう。

理由は明らかで、「そういうものだ」は

現状を受け入れなさい

を言い換えているだけだから。

現状に納得できていないのにそれを納得しろと
他人に考え方を強制されるわけです。
これでは大人も疑問が出るはず。

でも、大人なら
「そういうものか」「仕方ないことだ」と
自分を納得させる方法と諦める力を使います。
しかし子供にはこれが備わっていない。
いやあったとしても不完全。

人は説明ができないことに直面し
その説明を何回も求められると
そのやり取りを終わらせるために
「そういうものだ」を使ってしまう。

便利な言葉である反面
相手を無理やり抑え込む乱暴な言葉。

子供にこれは使わない方が賢明だと思います。

じゃぁなんといえばいいのか。それはただ一つ。

複数の視点からの見方を理解させること」

「そういうものだ」という言葉のまわりには
必ず複数の視点からの捉え方が可能です。

それぞれの視点に立てば
それぞれの思惑が理解できます。

各々の思惑が理解できたなら行きつく結論は
子供でも大人でも「そういうものだ」になる。

子供や子供のような大人は感情が先にくるから
その言葉に到達するのに時間はかかるかもですが
複数の視点を理解すれば必ずその言葉に辿り着く。

だから「そういうものだ」の表現は
言われて強制されるものではなく
状況を知って納得するもの

これね~
うまく子供に伝えるのが難しいんだけど(笑)

でもこれを伝えることをあきらめてしまっては
子供が大きくなったときに
視野の狭い大人になってしまいます。

気をつけないとね。

#子供 #教育 #生活 #日常

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?