始業前のたからもの
始業に向き合う姿勢で得られる『たからもの』のお話。
業を始めると書く『始業』。
この言葉はさまざまな解釈がありますが、私たちにとっての始業は『学校や仕事など定刻に始まるやらないといけない事』です。
みなさんは定刻のどのくらい前に決められた場所にいるでしょうか。ギリギリの人もいれば余裕を持つ人もいて、どちらも始業に間に合いさえすれば業自体の開始には問題ありません。間に合えばOKという考え方です。
でもこの考え方には大きな落とし穴があります。始業のどのくらい前にいるかは『自分のパフォーマンスをいかに発揮できるか』に大きな影響を及ぼしてしまうんですね。
ギリギリで学校に着き自分の席に座って「間に合ったぁ」と安堵していたら教科書を忘れていた、などがその例。こうなったらもう『教科書を忘れてしまった事実』を背負って業を始めなければならず、その負い目は終始自分の心身の状態を邪魔してきます。
では準備さえできていれば(👆の場合、忘れものさえしなければ)いいのでは?と思えますがそうでもないんですね。いくら準備が完璧でも始業時間に対する意識によって自分の安定性が変わってしまいます。
ではどうすればいいのか。
自分を始業時間よりも早くその場所に置き、始業までの時間を使ってこれから何をするのかをシミュレーションする
です。
これはすべて自分を安定させることが目的です。周到に準備したって業の過程では予想ができないことが起きるもの。始業前に身も心もバタバタして心身を不安定にしてしまうよりは、早く来た時間で自分を落ち着かせる。
私の場合、早く来る時間は一律30分と決めています。30分なら短すぎず長すぎず、業がどんなものであっても自分のパフォーマンスを最大限に活かせる時間だから。これ見つけるのにはかなり試行錯誤しましたが、必ず見つかるのでみなさまも自分の安定できる時間を見つけてみてください。
でね、本タイトルの件。
始業より前に来て心身の準備をすることは、安定した自分を得ることができるよ、ということ。そして安定した自分こそ、たからもの、です。
始業より早く行動することでそのたからものが手に入るわけ。でもそれを人に言われてやってはその効果は半減します。
自らが気づき、自らの意志で始業前の行動ができたなら、あなたの心身は安定して自分のパフォーマンスを存分に発揮できることは確実だと思います。
この記事がそのきっかけになればいいな。
やるべき業がなんであれ。ね(笑)
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