見出し画像

緊急通報時の映像を活用した口頭指導(Live119 )について調べてみた!

元看護師のyuuです!
先日報道で「女性倒れ 高2がスマホ駆使し救助 - Yahoo!ニュース
という報道を見ました!


この報道で初めてLIVE119という存在を知りました!
いざというときに
とても便利そうなのと
自分も知っておきたかったので調べてみました!





Live119とは?

Live119は、119番等の緊急通報時における音声・映像情報を、通報現場と消防指令センター間で迅速かつスムーズに共有することを目的に開発した映像通報システムです。

消防指令センターが119 番通報の発信者を確認し、Live119によるビデオ通話の開始を依頼します。スマートフォンのカメラ機能を利用し、通報者の撮影ビデオ映像を使用した通話を行います

Dawn corp.ホームページより


119に電話する時って「どんなふうに伝えたらいいかわからない」という方も多いんじゃないかな?と思うんですよね。


もちろん、消防の方も確認したいことを口頭で確認してくれると思いますけど映像で伝えることができればより正確に伝えることができますね!




どうやって利用するのか?


この報道を見たとき最初に思ったのは
便利だけどこれって事前にアプリ入れておくのかなー」ということです。


そこで、Live119を提供している会社のHPを見てみると
・アプリ等の事前インストールは不要
・119番通報の際に誰でも利用できるようになっている。
・ウェブブラウザを利用するシステム

とのことでした!
しかも簡単操作とのこと。



ただ、具体的な操作が少しわかりづらい所もあったので
公式YouTubeを見てみました。



流れとしては


事故などが発生し119番に通報

指令員が「火事」か「救急」か確認

通報者が状況を電話の口頭で説明

指令員が映像通話を必要と判断すると
通報者は「通話をスピーカーへ切り替える」ように説明する

指令員が通報者の発信番号を確認し
ショートメール(SMS)を使ってLive119専用URLを通報者に送信する。

通報者がURLを開くとLive119が起動する。
そして映像開始をすると指令室に映像が届く。

という流れのようです!



下記にURLを添付しておきます!


これをみて流れが理解できました!
基本的には指令室の指示どおりに操作するだけなので
確かに焦っているときでも簡単に操作できそうです。



活用事例は?


公式YouTbeおよびホームページでは
1.心停止事案の応急処置
2.機材の確認/適正車両の判断
3.山岳遭難

が事例として挙げられていました!

応急処置の方法などは、自動車教習所などで研修を受けていても
咄嗟の時に「どうしたらいいんだろう…?」となることもありますよね。
そういうときに映像をみながら的確に指示をもらえると助かりますね!


撮影方法としては
スマートフォン・アクションカメラ・ドローン
があるようです。

(※私はアクションカメラがよくわからなかったので調べたら
ビデオカメラより衝撃に強い、スポーツやアウトドアに使用されるカメラのようです)


ドローンなどがあれば災害時で人が立ち入れないようなときも
活用できそうですね!




どこの都道府県でも使用できるのか?


報道でLive119を知ったときに次に疑問に思ったのは
「自分の住む地域でもこれ使えるの…?」ということでした。

調べたところ
令和6年6月現在で
消防本部:143か所 管轄人口:4,150万人
と記載されていました。

全国どこでも利用できるわけではないようです。
今後拡大してくれるといいですね!

管轄外だとしても
旅行先などで利用することもあるかもしれません。
知っておいて損はないとおもいます。



最後に…


看護師の現場に居た頃
交通事故の患者さんが居たのですが
その方が言っていたことで、

「消防の人からどういう状況かって聞かれても
なんかうまく言えないのよ。
ほんとパニックになって!
とにかく痛かったし!
将来、ビデオ通話できたらいいのにね」

と言っていたことがありました。


この報道がでたとき
「本当にそういう時代がきたな」と思いました。

映像通報システムのはっきりとした利用開始日はわかりませんでしたが、
数年前から利用開始されていたようですね。

いざというときのために調べておいてよかったなと思いました!


そして
報道されていた高校生2名は
看護師と助産師を目指しているとのこと。

困難なこともあるかと思いますけど
看護師と助産師の夢に向かって
頑張って欲しいですね!


この記事が参加している募集

#最近の学び

182,021件

#この経験に学べ

55,199件

よろしければサポートをお願いします!いただいたサポートは今後の活動費や医療の最新情報収集のための教材購入のために使用させていただきます!