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第113回看護師国家試験解説

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看護師国家試験の解説をしていきます! 問題の内容に合わせて世間のニュースや現場での体験談も一緒に書いていきます!
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#解剖生理学

第113回看護師国家試験解説(一般午前27問目)

第113回看護師国家試験解説(一般午前27問目)

舌の解剖整理の問題ですね!
味蕾について説明していきます

味蕾(みらい)とは

●味蕾は味覚を感じる器官のことで舌の表面に分布しています。

●味蕾は舌全体に分布していますが
舌先と側面に多く分布し、舌の付け根には少ないといわれています。
真ん中が最も少ないです。

●味蕾は軟口蓋や頬の内側にもあります。

●味蕾が食べ物や飲み物に含まれる化学物質を感知し
それが電気信号となって脳へ伝わります。

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第113回看護師国家試験解説(一般午前26問目)

第113回看護師国家試験解説(一般午前26問目)

解剖整理の問題ですね。
神経線維と髄鞘について見てみましょう!

神経線維とは

神経線維は
有髄神経線維と無髄神経線維に分けられます。
それぞれの違いは
有髄神経線維⇒髄鞘(ずいしょう)あり!
無髄神経線維⇒髄鞘(ずいしょう)なし!
ということです。

髄鞘(ずいしょう)とは

神経繊維の軸索の表面をおおう円筒状の被膜のことです。
髄鞘の働きは活動電位の伝達速度を早くすることです。
髄鞘があるこ

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第113回看護師国家試験解説(必修午前13問目)

第113回看護師国家試験解説(必修午前13問目)

血液に関する問題ですね!
選択肢のそれぞれの役割について見てみましょう!

血小板

血小板の主な働きは、血小板凝集による止血作用である。

白血球

白血球の主な働きは、病原菌や異物から身体を守る防御作用である。
白血球には顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)と無顆粒球(単球とリンパ球)がある。

赤血球

赤血球の作用は酸素を細胞に運び、二酸化炭素を運び去ることである。
脱核直後の赤血球を網状赤

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第113回看護師国家試験解説(必修午前12問目)

第113回看護師国家試験解説(必修午前12問目)

脳についての問題ですね。
こちらもよく出題されますね!

脳幹について説明します!

脳幹とは

脳幹は大脳にある小さな部位ですが
生命維持に関係する重要な部位です。
この部位が損傷すると脳死となります。

脳幹は
中脳、橋、延髄に分けられます

◉中脳
聴覚や視覚や眼球の動きに作用します。

◉橋(きょう)
三叉神経や顔面神経などがあり
顔の筋肉や唾液腺、味覚、聴覚、眼球運動を動かす神経核です。

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第113回看護師国家試験解説(必修午前11問目)

第113回看護師国家試験解説(必修午前11問目)

解剖生理の問題ですね!
この中でもし迷うとすれば3か4か?というところでしょうか。
それぞれについて見て見ましょう!

三角筋

肩甲骨の前後と外側を覆う筋肉のこと。
上肢をさまざまな方向に動かす筋肉。
以下の3つからなる。

◉三角筋前部
→上腕を前方に挙げる「屈曲」
→上腕を前方向に水平に動かす「水平内転」
→肩関節を内側にひねる「内旋」

◉三角筋中部
→腕を上げたり外側に開いたりする「外転

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