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バルンバルンの森が”奇跡のキャンプ場”と呼ばれる理由

中津市には「バルンバルンの森」という公共施設があります。

「バルンバルンの森」というキャンプ場は、めちゃくちゃすごくて、まちづくりや地域活性化の世界では大谷翔平選手のような存在!

感度の高い人たちからは”奇跡のキャンプ場”と言われています。

・・・であるにもかかわらず、そのすごさに気がついていない人もまだまだたくさんいます。

そんな「バルンバルンの森」について、ここでは紹介していきます。

バルンバルンの森とは?

バルンバルンの森の正式名称は、「洞門キャンプ場」です。

大分県中津市にある市営キャンプ場の通称が「バルンバルンの森」になります。

「バルンバルンの森とは?」について、ホームページから抜粋します。

バルンバルンの森は、小さな森のレトロなキャンプ場です。

こんな風になったらいいなとイメージを膨らませるのが好きな妻と、ものづくりが得意な夫の夫婦ふたりがはじめた森の宿泊施設です。

森の中には、リノベーションした9棟のTinyhouseはそれぞれ個性的。自然を身近に感じれる持込テントサイトは約20張。

ツリーハウスやあちらこちらに手描きの看板。ハンモックに揺られてひっそり本を読める森の読書室。

春は満開の桜、秋はプラタナスが紅葉し、冬は澄んだ空気に満天の星空と、贅沢な森の時間を過ごせます。

バルンバルンの森が”奇跡のキャンプ場”と呼ばれる理由


①廃園寸前のキャンプ場をレトロでかわいいキャンプ場に再生。その多くが管理者のセルフリノベーション


元々は、廃園寸前で、施設内は荒れ果てていました。雑草は生え放題、ゴミだらけ。それを管理人である田代夫妻が、コツコツと丁寧に、修繕などを自分たちでしながら、レトロでかわいいキャンプ場に再生しました。

②年間120人だった宿泊客数が、5500人に!


キャンプ場管理を田代夫妻がはじめた当初、年間120人だった宿泊客数は、今では年間5000人を超えるほどに!驚異の右肩上がり!まだまだ伸びるポテンシャルも秘めています。

③2億5000万円の地域経済効果と経済波及効果?!200人分の人口減を補う地域消費!


観光庁は、「定住人口1人当たりの年間消費額(124万円)は、国内旅行者(宿泊)25人分にあたる。」と試算しています。

人口減少する地域の地域内消費を補うには、年間宿泊者25人が必要としています。

バルンバルンの森は、年間約5000人が訪れるため、約200人分の消費を地域で補っていると試算できます。

観光庁が試算する宿泊客の消費単価平均約5万円を年間宿泊者数約5000人に掛け合わせると、少なくとも2億5000万円ほどの直接的な地域経済効果が得られているとも考えられます。

さらにそこで地元資源が活用されることで(例えば、地元飲食店で出される食事に使われている材料が地元産の米や野菜だった場合など)、経済波及効果も生まれています。

④地域に負荷をかけない、観光を実現!


多くの観光客が地域を訪れると、必ず起こるのが地域住民との摩擦です。

有名観光地にありがちなのが、観光客が訪れるようになり、生活環境が悪化するということです。

バルンバルンの森は、お客さんを受け入れる際に、完全予約制にし、ルールを課しています。

大人数に大量消費させるマス的な観光とは、一線を画しています。

⑤訪れる人が笑顔になれる空間。特別な人と特別な時間を過ごすことのできる空間。キャンプだけでなく森のウエディングも実施。


最初はぎこちなかった家族が、「バルンバルンの森」に訪れる回数を重ねるごとに、笑顔が増え、家族仲が深まっていく様子があります。

特別な人と特別な時間を過ごす空間づくりを目指し、キャンプはもちろん、ウエディングを開催することも!

「森」の中のウエディングは、豪華な結婚式とはまた違って、笑顔と涙に包まれます。

⑥移住、定住のきっかけとなる場所。全国からハイセンスな人たちが集まる場所に!


バルンバルンの森をきっかけに、大分を初めて訪れ、何度も訪れるようになり、移住、定住をする人も出てくるようになり、年々増加しています。

今では、”非公認”の「移住定住窓口」としての役割も担っています。

また、ローカルでの活性化のモデルケースにもなっていて、視察や相談なども増えています。全国津々浦々、ハイセンスな人たちが集まる場所になっています。

⑦イベントでは、2日で3000人(町の人口とほぼ同じ人数)の集客することも!ボランティアスタッフは全国から集まる。


現在では大規模なイベント開催はあまりしていませんが、数年前までは森フェスやマルシェなどのイベントを開催していました。

森フェスを開催すれば、2日で町の人口とほぼ同数のお客さんが訪れたこともあります。

イベント運営に関わるスタッフは、全国から集まります。

それもボランティアで。「サポーター」が、全国にいます。

どうすれば”奇跡のキャンプ場”になれるのか?


上記のような理由から「バルンバルンの森」は”奇跡のキャンプ場”と呼ばれています。

ここでは「バルンバルンの森」がどのようにして”奇跡のキャンプ場”と呼ばれるようになったのか、回を分けてご紹介していきたいと思います。

なので、どうすれば”奇跡のキャンプ場”になれるのか?については、複数記事を読み進めることで、わかると思います。

引き続きよろしくお願いします。