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もうDIYは得意です、なんて言わないよ絶対

趣味にするはずだったが、到底無理な話、っちゅうことで。
全くキラキラしていない、低次元のDIYの話でよければ、ぜひお付き合いください。

トイレをDIYだ!

我が家のトイレ、数年前に不具合でアイボリーから真っ白な便器にリフォームしたのだが、予算の関係で壁や床はそのまま。
すると、今まで古いトイレとなじんで何とも思わなかった壁の汚れや劣化があらわになり、なんともアンバランスで見栄えが悪い。

そのまま数年見て見ぬふりをしていたが、かといって、ここから先、業者に頼んで再リフォームする資金もない。
そこで、今年はなぜか何事にもやる気がある私。
よし、春の連休中にサクっと終わらせてやろうじゃないか!と、トイレ内装リフォームの計画を立てた。

夫の腰が調子悪いのをいいことに、自分の独断で事を進めることができる大チャンス!
なので、自分で全部やるから文句言わないでね、と前置きして、ネットで好きな壁紙を選び、棚も付けたいのでホームセンターで長い板をかついでレジに持っていき、加工ブースで希望サイズに切ってもらい、ペーパーホルダーも希望の形状の物をネットで注文。
ちまたのDIYの猛者の見よう見まねで、準備は完璧である。


ネット動画のようにできない現状

さて、材料は揃った。
商品が届くまで数日あるので、まず壁紙をはがすことにした。
ネットで色々見ると、端っこをヘラのようなものでガリガリとめくって、シャーっといとも簡単にはがしている。
これなら1時間もあれば終わるかな、とスタートした。

ところが、どんなに頑張っても壁紙が細切れにしか取れない。
何度やっても数センチ四方でちぎれ、動画みたいにシャーっとめくれない!
ちょっと力を強めようものなら、壁紙の下地までめくれてくる。

2時間必死でやって、人間1人分くらいのスペースしかはがせなかった。
これは思ってたのと全然違う!
あれこれ動画を検索し、コツなども頭に入れて、翌日再スタート。
やはり汗だくになって2時間やっても、人間1人分。
おまけに床は粉々の壁紙まみれで大惨事だ。
こんな狭いトイレなのに、いったい何日かかるんだ??
途方に暮れ、数日放置した。

連休に入り、腰の調子がいい時間に、夫が見かねて動いてくれた。
私が使っていた用途不明の金属ヘラではなく、カーボン素材のヘラをセレクトしてスタート。
すると1時間もかからず、全壁紙をはがし終えた。
それも、シャーっという音を立て、動画のように大きな範囲ではがしていたのだ。

何なのよ?いったい何がダメだったんだ?
夫によると、道具が悪かった、力が足りてなかった、要領が悪かった、の三拍子ってとこらしい。
壁紙が劣化しているので、はがしづらかったのはしょうがないらしいが。
とりあえず、私の汗だくの4時間は完全に無駄だった。

気を取り直して、いよいよ作業開始

壁紙がきれいにはがれて、私がやらかしためくりすぎた所は、パテのようなもので修正し、平らな壁となって下地準備完了。

いよいよ、本番の壁紙貼りだ。

ここで初めて、届いた壁紙の段ボールを開封。
いざ準備を始めると、
おや?…、お、お、重い物が入っている…
もしや、これって、すごーく大変じゃないか??
我ながら初歩的なことに気付くのがかなり遅い。
急に自分ひとりでやることに自信がなくなった。

そんな時に、救世主現る。
ちょうどこの日だけ予定がないという、娘だ。
午後からちょっと手伝ってほしいんだよねー、というと、快諾してくれた。

がしかし、救世主が来てくれたとはいえ、超初心者二人の道のりは思った以上に険しかった。
動画を見て、できる気になっていた自分をビンタしたい。


今回の低次元DIYをダイジェストで

①まず何より、物理的にトイレが狭い
思ったように動けないので、各所で変な体勢になるのと、どこもかしこも端っこは大変。
かといって、便器は意地でもはずさないことを選択したが、結局のところ、便器がじゃまで脚立を置く位置も限られてしまったため、変な体勢でやるしかなく。
とはいえ、便器をはずしてしまうと後々もっとやっかいな事件が生まれそうだったので、これが善策。

②生のりのついた壁紙は思ってる3倍は重い
持ち上げて押さえる、1人でやるのはすごい労力、ということを、壁紙を持ち上げてから気づく遅さ。
え、待って、重いんだけど、と娘が終始文句を言っていた。
(早々に見切りをつけ若者の仕事に任命していた笑)

③手についたのりが乾いてきて作業が滞る
カッターの刃やハサミ、それに自らの手もどんどん固まってきて、作業しにくくなった。
頻繁に洗いに行くのも効率が悪く、かといって時々洗わないと壁紙が汚れる。

④思ったよりきれいに貼れない!
ブラシでうまくなでつけてるはずなのに、どこからともなく入る空気の追い出しとの闘い。
それと、真っ直ぐのつもりが斜めに当てていたり、のりが弱目のところがあって浮いたり、最初はひたすら四苦八苦。(だんだん慣れる)

⑤角やつなぎ目のカッター処理も苦戦
狭いのと、手際が悪いのと、おおざっぱなのと(私)で、最終的にはあとで元気な日になんとか修正しよう、と、あきらめて後日案件へ。

このような状況を5時間経過し、笑
暗くなる前にやっと貼り終えることができた。
疲労困憊とはこのことだ。
晩ご飯はお弁当をテイクアウト。
この分を追加したとしても、業者にお願いするよりは相当格安で終えることができた。


貼り終えた後の感想

その日の夜は、トイレに入るたびに、
ここも気になる、あれも気になる、こんなボコボコした壁になるなら貼り直す前の方がよかったかな・・などなど、壁の感想を述べては落ち込み、娘となぐさめ合うという、肉体にプラスして心のダメージ。
疲労は心をも弱らせる。笑

がしかし、朝起きてみると、のりが乾いてきており、
思ってたよりなじんでいて、思ったよりきれいな仕上がりになっていた!
(どんだけやらかしたと思ってたんだって話)
これはやってよかったかもーー!!

きれいになった、というのと引き替えに、昨日空気追い出し地獄に陥ってた時に、苦肉の策で空気を抜くためにアクセントカラーの壁紙に大胆にカッターを入れたところだけが、のちに激しく目立つことになってしまった。
おおざっぱ作業の極みだが、もうそんなことはO型なので気にしないことにする。
あとの祭だが、ザラザラ&デコボコした質感の壁紙にしかそういうこはやってはいけないようだ。次はそういう壁紙でやればいいんだな。
(はがしてやり直すという考えは、もはや1ミリもないのでもちろんこのままだ)

あー、こうしないほうがよかったんだー、
壁紙はこういう素材の方がよかったかー、
など、うまくいってよかった、よりは、こうすればよかった、のほうが多い結末だった。
とはいえ、5時間の死闘だっただけあり、3時間目くらいからは私も娘も技術が向上し、どんどん手際も良くなっていた。(本当か?)
次やるときはもっとうまくできるね、とお互いにエールを送ったが、
次は、もう、ない。笑

他にも壁紙のつなぎ目の処理や、枠の塗装、勢いで一緒に買ってしまったクッションフロアなど、まだまだやることがある。
続きはいつやるんだよ、と自問自答中だが、そのうち・・

結論、世の中の職人さんをリスペクト!!

最後に、まだ途中ですが、ビフォーアフターの写真を小さめで。(あえて画像荒め)

配管隠したり、床のクッションフロアとかもやります
そのうち…(;´Д`)



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