見出し画像

私は小さい頃、世界の見え方は人それぞれで異なると思っていた。

小さい頃、私は生き物が好きで、どこに行くにもポケット図鑑という手帳サイズの図鑑を持ち歩いていた。好きな生き物のページには開き癖がつくくらいに読んでいた。図鑑には豆知識なども載っていて、トンボだったか蜂だったか、曖昧な記憶ではあるが「虫たちが見えている世界」というのは「私たちの見えている世界」とは異なるということを知った。

ちなみにどこかの記事によると、昆虫は、人間の見えている3原色(赤・青・緑)に加え、紫外線を含む5原色で見えているんだとか。

このような事実を知って、私は幼いながらに、この世界の”私たち”が見えている世界というのは世界のほんの一部分にすぎないのだと感じた。そしてなんとなく私は、人間でも今目の前に広がっている世界は見え方が異なるかもしれないのではないか、と考えるようになった。

小さい頃はこの考えを人に話すこともなく、なんとなく私の中の当たり前の考えとして、例えば心が一人一人違うのというのをなんとなく感じているのと同じような感覚で生きていた。

時が経って、そういえば写真は皆が同じ世界を見ているということを立証するものだと思い、このような考えをする機会は少なくなった。

しかし、大学生になって改めて考えてみると、やはり私たち一人ひとりの見えている世界は少しずつ異なるのではないかと思い始めた。

それは、趣味で星や月など夜空の写真をたくさん撮るようになってから強く感じ始めたのである。


※続きを書いたら長かったので、また改めて投稿しようと思います。

#理科がすき #エッセイ#大学生#考え方#独り言

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?