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コロナ禍が明けて同窓会幹事をして
先日、高校の同窓会を5年ぶりに開催しました。
今回も幹事をしました。
いつも幹事をしているのです。
同窓会が好きだから。
幹事は大変ですが、同級生と会える楽しみを思えば、なんの苦にもなりません。
今は沢山の友とLINEで繋がっていて、とても便利な時代です。
数年前に同級生のLINEグループを立ち上げて、現在は150名ほどのメンバーになっています。
そこで同窓会の連絡をしたり、出欠をとったりもします。
また、ときには訃報もあがったりもして、心を痛めます。
今回、同窓会を開催するにあたって思うところがありました。
それを同窓会の前日、LINEグループに思い切ってあげたのです。
同窓会は友と再会し、卒業してからずっと止まっていた時計の針が、再び動き出すのだと思います。
それまでその人にしか分からない、それぞれの人生があったことと思います。
今まで何をしてきたか。今は何をしているか。そんなことはどうでもいいことなのでしょう。
今は元気でやってる。それだけでいいと思うのです。それが友だと思っています。
また高校時代に一度も話したことがなかった人と、何十年も経ってから語りあう。
不思議でとても素敵なことですね。
たとえ現在は白髪で頭が禿げあがり、さらに三段腹となって容姿は醜くなっていても、あの輝いていた青春に戻れるひと時が同窓会です。
この前、〇〇さんが亡くなりました。その前は〇〇君と〇〇君も。同じハンドボール部でキャプテンだった〇〇君は、交通事故で亡くなって、もう20年以上経ちます。
みんな想い出だけを遺して、なんの断りもなく先に逝ってしまいました。残念でなりません。
もう僕たちに残された時間は僅かしかありません。
いつこの世から去ってもおかしくはないのです。
自分が気づかないだけで、その準備は着々と陰で進んでいるのかもしれません。
だからチャンスがあれば、友と再会したいと思うのです。悔いを残さないように。
長々と偉そうにキザったらしく綴り、すみませんでした。
どうぞ皆さんお元気で!
音信不通となって、ずっと会いたいと思っていた友と、今回30数年ぶりに再会し、感動のあまり人目を憚らずにギュッと熱い抱擁をしました。
そして、お互いオッさんになったことを確認しあったのです。
その後、2次会はカラオケのパーティールームを貸し切って、肩を組みながら、当時のヒットソングを声が枯れるまで歌いました。
日が変わってからは、誰もカラオケをする人はいなくなり、お互いの人生を語りあったのです。
みんな今日に至るまで、其々のいろいろな苦労があったことを知りました。
人によって人生はさまざまです。
長い道のりを歩むと、そこは山あり谷ありの連続です。平らな路など何処にもありません。
ときには石につまずくこともあるでしょう。
どんなにつらいことがあっても、それでも立ち上がり踏ん張って、登り切らなくてはいけないのです。
それが今世、自分に与えられた試練なのだから。それを乗り越えたひとが、最期に微笑むのでしょう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
同窓会がお開きとなり、元気でな!と手を振り去っていく友の背中を見つめていると、また逢いたいという衝動に駆られて、次はいつにしようかとひとり考えるのです。
−了−
最後までお読み下さりありがとうございました🙇
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