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映画『人生フルーツ』を見て

縁があって、やっと、『人生フルーツ』を見ることができました。

津端修一さんと英子さんのドキュメンタリー映画です。


もともと、この映画のことは知らなくて、英子さんのキッチンガーデンライフの本に惹かれて、本をどんどん読みあさってた、ただの英子ファンだったのです。

読んでいく中で、
修一さんが建築家であり、お役所勤めをされていて、戦争にも行かれて…いろんな思いをされてきた方だと知りました。

英子さんは、お世話係のいるお嬢様だったんですが、ご両親を若くに亡くして、急に現実と社会で生きていかねばならなくなり、修一さんと出会い、そこから自分のことは自分ですると言うことを学び積み重ねて行かれた方でした。


へぇへぇへぇ
と読んでいたら…
映画『人生フルーツ』があると知り…

しかも撮影中に、静かに修一さんが亡くなり、英子さんご家族が修一さんを送る映画となったとのことで。。。


私は、本だけ眺めていた時、まだまだお二人がご健在だと思い込んで読んでましたから…
びっくりしてしまって。

映画もとうの昔に終わっていて…
ロードムービーを追いかけるか、有料コンテンツを見るか…で。
コロナ禍でしたし、絶賛介護中だったので、なんとなく、見ること自体を諦めていたんですけれど…


この度、ご縁があって観ることができて。
たまたま主人も観ることができて。


びっくりだったのが…
映画の趣味が全く違う主人。

アメリカ的エンターテイメント映画が好きで…
ゾンビ、宇宙、戦争、サバイバル、FBIなど隠れ任務系…

人のドキュメンタリーって、まず見ない人。
昔好きだったアーティストのは見ても、日本の映画やエンターテイメントにあまり興味がない人で、途中からトイレに行ける人だったんですが。



今回は、そんな主人が釘付けになりました…

「どうしたん?えらくハマってるやん」

「そりゃそうやろ。これは人の人生そのものなんや!」

食い入る様に見てました。。。😳




修一さんの人生、戦争で友やいろんなものを失った彼が、仕事につき、英子さんに出会い、仕事に生きて、仕事に病んで。
二人の暮らし。生き方。考え方。そして、修一さんの最後。


派手さなんてどこにもなく、任務感とかもなく、淡々と晩年を暮らすお二人の日々の中に、修一さんや英子さんを形成してきたお二人の人生の振り返りがちりばめられた…
何色かな?フルーツ色?のような、はっきりとした鮮やかな色ではなく、ナチュラルほわっとした色なんだけれども、しっかりとそこにはフルーツ、果実が実っているという事実が刻まれてるような?なんかするどい社会派な映画でもありました。

現実は、甘くなく酸っぱくも渋くもあって。
でも甘く…

最終的に甘くなる瞬間があって。
その時を過ぎると…しわしわとカラカラとなっていく…そこには次の時代の為の種ができていて…

あ、だから
『人生フルーツ』ってタイトルかぁ

みたいな。


修一さん
英子さん
バージョンの歳の経方を垣間見せていただくことができました。

今だから。
今見てわかるような面があるかなぁ。
あの時に見てもわかんなかったかも…
みたいな感じです。


今年の庭の杏とスモモ

今年はこんだけでした。
剪定をしませんでした。
できませんでした。

梅に近い子たちだから、剪定しないとなりませんね。みんな落ちてしまったり、実りませんでした。


赤くなってる唯一の杏を採ると…


甘くねー!
鳥に先にやられてましたわ😂

でも、鳥も酸っぱくてだめだったんだねー🤣


口に入ること…もうそれ自体が奇跡なんだろうなぁ

と思うと、ちゃんと知って、大事に食べないとなっておもいますね。



余談)
義父。主人の父が、単身、遠く田舎で暮らしています。見守り介護中でございまして、まぁまぁなわがままぶりなようです。
中心になって面倒を見てくれていた家族がギブらしく。。。
主人が出動することになりそうです。
これまで、私の家族に一緒に振り回されて来てくれた彼のことなんで。今度はわたしが援護射撃をする番です。

この先、義父の心が折りたたまれていけるかはわかりませんが…
「うちに呼ぼうや。協力するで」
「サンキュー」
今日、主人、交渉にいきます。

そ、その予定でした。

ら、昨日、急に、義父、手術になりました。
透析をしていまして、シャント手術かなんかだそうです。どんな状況かも不明です。
とにかく、高速走ってはります🛣️

週末ショートステイの施設に行くはずが、、、
病院になりました。

はて?これから、どうなることやら😛

ウチの人生フルーツはどんなフルーツなんだろうなぁ?


また、介護ライフかもしれません。

仲良しnoterさま、
これからもよろしくお願いします。

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