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ぼっち在宅介護 水と糖と塩の関係から、高齢者への補水と保水を学ぶ①

「糖は、便をまとめる役割があるからね」

ある看護師さんに言われて…

「ぇえー!マジですか?」

おいおいおいおい🫳

経口補水液のカリウムや塩分の役割にも驚いたけれど…糖にもそんな役割があるんか〜い!

こ、これは、介護探偵、調査をしなければなりません。そんな魔法的な話だけでは、信じられないと言うか…いい作用の確率をあげたい!
何がどうなって、そうなるのか?
知りた〜い!!!!

で、ググってググってググりまくって、
聞いて聞いて聞きまくって、
実験して実験して実験しまくっていました。
(被験者は、父と私と主人)


実は、先週金曜日から、点滴から離脱しています。今週の月曜日と今日も点滴しておりません!

点滴しなくて良くなると☝️
針を刺す腕も痒くないし
私も点滴終わりに抜針しなくてよい
点滴の残量を気にしてウロウロがない



と言うのも…
経口補水液ゼリーが飲めるようになり、点滴が入りやすくなりました。
(脱水を脱して、血管が水分で柔らかくしなやかになったからです。)


すると、どんどん水分が入り、父の体が重くなり、ハリがでてきました。
(干し椎茸を水で戻した感じですね。パン!プリン!もちもち!みたいな)


体にハリが戻っても、脱水しかけた体は、機能不全にありますので、代謝が落ちています。
どんどん入る水を排出するのが遅れてきますと、浮腫になってしまい、ハリを超えてぶよぶよになってきます。


先週の金曜日がぶよぶよ手前に浮腫みはじめていました。
(残念ながら、写真がないです…ケア中は補助作業があるので、撮影してられず)

で、これ以上浮腫んだら、父がしんどくなりすぎるかも…と思った私は、
「今日はやめておきます🫷」とジャッジしました。


点滴500mlを止めると言うことは、水分の経口接種を500ml✖️5倍がなくなるということで…ここから、経口摂取で相当量(2.5ℓ?)を飲めるのか?と言うことになります。
(本来は2.5ℓまではいかなくてもいいですが、これまで自動的に入ってきていた水分を自分でかなり量を飲まないと、また脱水に傾いてしまうかも…と言う厳しいチャレンジです)

脱水に少しでも傾いたら、また点滴に逆戻りですが、その時は、血管も乾きはじめ、固く細くなり、針がはいりにくくなっていると言う状況です。


でも、どこかで離脱しないと…針を刺しすぎて血管も固くなりますし、内臓の機能不全が加速しますので、終末期へまっしぐらという感じになります。


ま、そんなこんなで、金曜日、離脱を決意し、摘便をしていただき、しっかり排出しました。
(実は土日の当番の看護師さんには、ウチのオヤジの点滴打ちは難易度が高すぎるので、緊急でも点滴が入れられないかも…と言う連絡をいただいていて。まさに一か八かな感じでした。)

でも、これ以上入れるのはかわいそうだ!と言う感じに浮腫んでいたので、やっぱり決断。


が、看護師さんが帰ってすぐくらいにシワシワっと足が細くなっていき…

「え?ぇえ?はやかったかぁ😭」

寝てますが、経口補水液ゼリーを口にやりますと、すごい勢いで飲みまして、、、

「頑張れ!飲め飲め!自分で飲め!」
とスパルタに飲ませてなんとか土日をやり過ごしました。


待望の訪看月曜日!
最悪は点滴も…と思っていたのですが…
思っているほど干からびてもなく、浮腫んでもなく…

摘便をしようと看護師さんが準備をしたら、カンチョウ液も何もない状況から、自身で水溶便を出せてしまいました。
それも、たくさん。

「すごい、Fさんすごいですよ!残りもしっかり出しましょう!」

腸マッサージもそこそこに一気に排出できまして、パンパンになっていた全身が少しほっそりしました。


看護師さんが
「経口補水液ってすごいね。こんなに急に入ってくれて、出ていくのね。ま、Fさん代謝がいいからだろうけど。すごいなぁ。」


点滴の間休んでいた内臓。
土日に経口補水液ゼリーを口から摂取し、ガシャポコガシャポコ内臓を動かしはじめたんだと思います。
水の量と、内臓機能のバランス、カリウムなどのバランスで、ジャバーっと水勝ちで出てきてしまったようでした。


経口補水液は、糖分はほとんどありません。味わいもさっぱりスッキリで、飲みやすいです。
カロリーも、スポーツドリンクに比べ、1/10くらいしかないのです。
エネルギーになる糖が入っていないので、消化吸収能力が落ちてしまうのですが、カリウム塩分が入っているので、内臓が対応出来れば排出はなんとか…と言うことです。


「オヤジ、水っぽくでびっくりしたね。けど、自分で出せたからすごいよ。ちょっと糖分の入ったゼリードリンクも飲んだら、気分も体もやる気が出てきて、もう少し頑張れるから。糖は体にも保水してくれるし。経口補水液ばかりじゃなく、甘い方も頑張って飲もうね。」

と話しかけていると…

看護師さんがいいました。

「糖は、便をまとめる役割があるからね」

「ぇえー!マジですか?」


おいおいおいおい🫳

と、最初のくだりであります。


下痢になるのが嫌いな父、

『糖は便をまとめる』このフレーズを聞いてから…
懸命に、
ゼリードリンク摂取
甘いもの摂取
カロリー摂取
をやりはじめました。
すげ〜な、おい!

まだ、死なないね😌こりゃ

まだ、彼は実験を続けたいようです😅

点滴離脱のその後と
水と塩と糖の話と

ま、ほかいろいろは…

つづく

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