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noristan
2020年8月2日 07:29
異国の空を舞う鳥は淋しさの尽きるまで西へ 西へと飛ぶという愛の喪章を胸に地の果てへ旅立ち孤島の切り立つ崖に降り立てば春の波濤は千々に砕けて泡沫(うたかた)に消えゆき悠久の空の下には碧(あお)く光る海寄せては返す愛おしさの記憶を海鳥たちよ運んでおくれ一度でも愛した心は愛を知らないよりも海がこんなにも碧い訳を知るだろうああ 海よ大いなる腕に抱かれて