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【〇〇のジレンマを作ってみた#1】花火大会のジレンマなど

〇〇のジレンマの〇〇にランダムに言葉をいれてもなんとか成り立たせることができそう。

なんとなくそんな気がしたので、パッと思いついたいくつかの単語を〇〇の部分に入れて、ジレンマを無理矢理考えてみた。

花火大会のジレンマ

例えばこんな人がいたとしよう。

花火大会に毎年行きたいと思うものの、行く相手がいない。
せっかくなら彼女といきたい。あわよくば浴衣を着ちゃったりして。
なんて理想を追い求めるあまり、なかなか行けないでいるのだ。

しかし花火を見にいきたい気持ちはある。
彼の趣味はカメラ。花火の写真を撮りたいという動機もある。
今年は思い切って、一人だったとしても見に行ってやる!
そう決め込んでいたのだが、なんやかんやで直前でイモって行かなかった。

どうせ会場は浴衣を着たカップルだらけである。
そんなものを見ると自分の惨めさに押しつぶされそうになるだろう。

そう思って行かなかったはいいものの、当日Instagramを見るといろんな人が花火大会の映像をストーリーズに上げている。
ということで結局惨めな気持ちになった。

このような、行っても行かなくてもどっちみち惨めな思いをしてしまうというのが花火大会のジレンマである。


ラーメン屋のジレンマ

うまいラーメン屋ほど店内のポップやメニュー表などのデザインは手書きのことが多く、デザイン的にイケてるわけではない。
それは、うまいラーメン屋は職人気質な人が多く、経営のことにはあまり興味がない。そして、単店でほそぼそとやっていることが多い。
そうなると、ポップやメニュー表の作成なんかに掛ける時間や労力、お金はないのだろう。
せっかくうまいラーメンを提供しているのに、その人気はクチコミでしか広がっていかないのが世の常だ。

一方、そんなにうまくないラーメンチェーン店は、資本はあるしちゃんとした経営者が運営しているので、イケてるデザインのポップやメニュー表も作るし、店先ののぼりや看板にもかなり金を投入している。
でもなぜか味はいまいちなことが多い。そこの追求はあまいのだ。
いまいちな味でも売れているのはマーケティングに力を入れているからである。

私はこのように、「マーケティングにどれだけ力をいれているか」でうまいラーメン屋を見抜いている。

しかし、ここで問題が発生した。
仮に、うまいラーメン屋も手の込んだデザインのポップを作り、InstagramやTwitterでも精力的にマーケティング活動をしだしたとしよう。
そうすると、私のような「うまいラーメン屋はマーケティングに力を入れる余裕はない」という見分け方を身に着けた自称ラーメンオタクは、そのラーメン屋を見つけても行くことは決してない。

しかし逆に、一切のマーケティング行為をしなかった場合、私がうまい店を見つけるのはたまたま近くにいたなどの運の要素しかなくなってしまう。

うまいラーメン屋さんにはマーケティングに力を入れてほしいが、マーケティングをしているラーメン屋さんはうまそうに見えないというのがラーメン屋のジレンマである。



一旦この辺で。
意外とそれっぽいジレンマを作ることができた。
これ、無限にいけそう。

また気が向いたら「〇〇のジレンマ」を作ってみよう。
今度は「〇〇の誤謬」シリーズもありだな。

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