
映画『私は世界一幸運よ』(2022年)のザックリとしたあらすじと見どころ
映画タイトル:私は世界一幸運よ
原題:Luckiest Girl Alive
製作年:2022年 アメリカ
監督:マイク・バーカー
映画『私は世界一幸運よ』は、
ライターとして成功をつかみ結婚を控えた主人公アニーが、自身の過去に決着をつけようとするサスペンスです。
性被害のトラウマと銃乱射事件という二重被害にも屈しない強い女性。彼女に向けられる「潜在的な偏見」に気づかされる1本です。
キャスト
・ミラ・クニス(アーニー・ファネーリ)
NYの一流雑誌編集社で働くライター
・キアラ・オーレリ(学生時代のアーニー)
・フィン・ウィットロック(ルーク・ハリソン)
アーニーの婚約者 良家の出身
・スクート・マクネイリー(アンドリュー・ラーソン)
アーニーが通う高校の元教師
・コニー・ブリットン(ディナ)
アーニーの母親
・ジェニファー・ビールス(ロロ・ヴィンセント)
アーニーの上司、編集長
・アレックス・バロン(ディーン・バートン)
アーニーの元同級生
映画『私は世界一幸運よ』の見どころと感想

NYの雑誌社で働くアーニー。良家出のイケメン、ルークとの結婚を間近に控え幸せな日々を過ごしています。
が、時折アーニーを襲うフラッシュバック。
アーニーはかつて高校で起きた銃乱射事件の生存する唯一の被害者でした。しかし、世間からは共犯者ではないかと疑われ続けています。
この事件に関するドキュメンタリー映画を制作する監督から出演を求められたアーニー。映画にはかつての同級生のディーンも出演する。
アーニーは自身の身に起きた過去の事件と向き合うことになりー。
評)被害者は怯えながら生きている!? 潜在的なの偏見にガツンとくる
アーニーは事件から逃れるために名前を変えて生活しています。そこで掴んだ成功。結婚、さらにはライターとしてのキャリアアップも見込まれている。そこに水を差すように飛び込んだドキュメンタリー映画出演の話。これがアーニーの過去を露わにしていきます。
性被害と銃乱射事件という2つの事件がアーニーにとってどういうものであるか。
映画の核心をつくことなのでネタバレは控えますが、トラウマを抱えながらも恋愛にも仕事にも貪欲なアーニー。そんなアーニーに対し、「ん?アーニーにも問題があったのでは?」と勘繰らせるような巧みな見せ方をしてきます。
まんまとこの仕掛けにハマってしまっただけに、真相はかなりガツンとくるものでした。ロマコメ風の邦題は完全にミスリードです。
原作はジェシカ・ノールの小説『Luckiest Girl Alive』 主人公アーニーにはミラ・クニス。婚約者の金持ちルークにフィン・ウィットロック。『アメリカン・ホラー・ストーリー』の印象が強いせいか怪しい存在に思えて仕方がない。高校時代の教師スクート・マクネイリーと編集長のジェニファー・ビールス(お久しぶりです!)にも注目。
映画『私は世界一幸運よ』はNetflixで配信中です。ぜひ。
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