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映画『カプリコン・1』(1978年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画タイトル:カプリコン・1
原題:Capricorn One
製作年:1978年 アメリカ
監督:ピーター・ハイアムズ

映画『カプリコン・1』は、

人類初の火星有人着陸をめぐるサスペンス映画です。レトロチープなSFものと思いきやー。一部では「埋もれた傑作」とも言われるこの映画。ぜひ、事前情報なしでお楽しみください。

キャスト

・ジェームズ・ブローリン(チャールズ・ブルーベーカー)
NASAの火星探索機乗組員

・サム・ウォーターストン(ピーター・ウィリス)
ブルーベイカーとともに探索機に乗船する乗組員

・O・J・シンプソン(ジョン・ウォーカー)
同じく火星探索機乗組員

・エリオット・グールド(ロバート・コールフィールド)
新聞記者 火星着陸計画に疑念を抱く

・ブレンダ・ヴァッカロ(ブルーベーカー夫人)
チャールズの妻

・ハル・ホルブルック(ジェームズ・ケラウェイ博士
NASAの火星探索計画の責任者

・テリー・サバラス(アルバイン社長)

映画『カプリコン・1』の見どころと感想

人類初の有人火星探索船「カプリコン・1」の打ち上げが間近に迫り、カウントダウンが始まります。関係者やTVカメラが見守る中、ブルーベイカー、ウィリス、ウォーカーの3人の乗組員が下船を命じられ、そのままある施設に送られます。

ロケットは無人のまま宇宙へ。そして、この宇宙計画には隠された陰謀がー。

評)えっ!? SFじゃないの? 宇宙は? 火星は?

もうちょっと先まで書いてある解説やレビューもたくさんありますが、できればそれらを見ずに、いや、見てしまったのならどうにかしてその記憶を消して見ていただきたい映画です。

わたしはてっきり苦手なSF映画と思い、長いことこのDVDを積んでおりました。知ってます? この映画? 一部では「埋もれた傑作」とも言われているそうです。1978年製作、日本では東宝東和創立50周年記念作品として77年に先行公開。80年代にはTVでも放映されたようですが、よくぞ今日まで私の目に留まらぬようSF映画のフリをしていてくれました。

極力ストーリーには触れたくないのでレビューも書きようがないのですが、とにかく「ま、まさか…」なんです。

以下、ネタバレしない見どころをピックアップしておきます。

ローアングルで追うカーアクションや、テリー・サバラスがやりたか放題のエアチェイスのシーン。この時代とは思えないダイナミズムは見ごたえありです。個人的には「ラブストーリーの終わり方!」とツッコミを入れたくなるラストのドヤ感も好きです。

3人の乗組員にはそれぞれに見せ場が準備されております。ちなみに乗組員のリーダー、ブルーベイカーを演じるジェームズ・ブローリンはジョシュ・ブローリン(『ノーカントリー』『ミルク』ほか)の父です。さらに乗組員の一人は、後にやらかしてしまう元アメフト選手のO・J・シンプソンです。

当初全面協力をしていたNASAが、途中、激オコで協力を止めたという逸話にも「なるほど」となることでしょう。

超娯楽映画『カプリコン・1』 ぜひ、ネタバレなしでお楽しみください。

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