映画『おとなの恋は、まわり道』(2018年)のザックリとしたあらすじと見どころ
映画『おとなの恋は、まわり道』は、
独身をこじらせた男女の出会いを描いたラブストーリーです。
キアヌ・リーヴスとウィノナ・ライダーの2人のこじらせ具合に、泣いて、笑って、共感してしまう(?)映画です。
キャスト
・キアヌ・リーヴス(フランク)
恋愛に臆病な男 結婚に興味なし?
・ウィノナ・ライダー(リンジー)
大失恋の傷が癒えない女 結婚をあきらめたわけではない?
映画『おとなの恋は、まわり道』の見どころと感想
田舎町で行われるある結婚式に参加する予定の2人。
空港で出会った2人は些細なことで口論となりますが、行先が同じであることが判明します。
フランクは疎遠になっている家族のー、リンジーは自分を捨てた元カレのー。
衝突しながらも現地に到着し、結婚式に参加します。2人は互いの恋愛事情を打ち明けるうちに惹かれ合いー。
評)あのウィノナとキアヌが! こじらせアラフォーに共感のコメディ
こじらせのアラフォー独身の男女が、はじめは衝突していたけど結果くっついちゃう、ただそれだけといえばそれだけの話なんですが、この映画は意外な面白さを含んでいます。
まず、登場人物はほぼこの2人のみ。結婚式をあげる2人は遠目にしか確認できませんし、他の参列者との接点もありません。全編2人の会話、しかも大半が口喧嘩。
とくにリンジー(ウィノナ)の毒舌っぷりが凄くて、「あー、だからこの人はこうなったのね」と誰もが思ってしまうことでしょう。
一方のフランクもなかなかのこじらせっぷりで、恋愛経験が少なく女心にまったく気がつかない。フランクと比べリンジーはまだまだ結婚への希望を捨てていないのですが、フランクはその微妙な気持ちもわからない。もちろん自分へのリンジーの気持ちにも気がつかない。
が、こんな2人ですが、なんと! サッサといたすんですよ、野外で。
これは”恋愛のはじまり”なのか、”こじらせの発情”なのか、いろんな見方ができると思いますが、ちっともラブコメらしくないこのシーンを、キアヌとウィノナがやってしまうというところに、ときの流れを感じるわけですよ、同世代としては。
独身を存分にこじらせ、傷つくことに臆病になっている2人の恋に、笑って、泣いて、共感してしまう1本です。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?