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映画『おとなの恋は、まわり道』(2018年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画タイトル:おとなの恋は、まわり道
原題:DESTINATION WEDDING
製作年:2018年 アメリカ
監督:ヴィクター・レヴィン

映画『おとなの恋は、まわり道』は、

独身をこじらせた男女の出会いを描いたラブストーリーです。

キアヌ・リーヴスとウィノナ・ライダーの2人のこじらせ具合に、泣いて、笑って、共感してしまう(?)映画です。

キャスト

・キアヌ・リーヴス(フランク)
恋愛に臆病な男 結婚に興味なし?

・ウィノナ・ライダー(リンジー)
大失恋の傷が癒えない女 結婚をあきらめたわけではない?

映画『おとなの恋は、まわり道』の見どころと感想

田舎町で行われるある結婚式に参加する予定の2人。
空港で出会った2人は些細なことで口論となりますが、行先が同じであることが判明します。

フランクは疎遠になっている家族のー、リンジーは自分を捨てた元カレのー。

衝突しながらも現地に到着し、結婚式に参加します。2人は互いの恋愛事情を打ち明けるうちに惹かれ合いー。

評)あのウィノナとキアヌが! こじらせアラフォーに共感のコメディ

こじらせのアラフォー独身の男女が、はじめは衝突していたけど結果くっついちゃう、ただそれだけといえばそれだけの話なんですが、この映画は意外な面白さを含んでいます。

まず、登場人物はほぼこの2人のみ。結婚式をあげる2人は遠目にしか確認できませんし、他の参列者との接点もありません。全編2人の会話、しかも大半が口喧嘩。

とくにリンジー(ウィノナ)の毒舌っぷりが凄くて、「あー、だからこの人はこうなったのね」と誰もが思ってしまうことでしょう。

一方のフランクもなかなかのこじらせっぷりで、恋愛経験が少なく女心にまったく気がつかない。フランクと比べリンジーはまだまだ結婚への希望を捨てていないのですが、フランクはその微妙な気持ちもわからない。もちろん自分へのリンジーの気持ちにも気がつかない。

が、こんな2人ですが、なんと! サッサといたすんですよ、野外で。

これは”恋愛のはじまり”なのか、”こじらせの発情”なのか、いろんな見方ができると思いますが、ちっともラブコメらしくないこのシーンを、キアヌとウィノナがやってしまうというところに、ときの流れを感じるわけですよ、同世代としては。

独身を存分にこじらせ、傷つくことに臆病になっている2人の恋に、笑って、泣いて、共感してしまう1本です。


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