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カスの利き酒ごっこ 〜ワンカップ焼酎編〜

こんにちは。freedmanです。
ネット記事によくある、書き出しの軽妙な導入トークを考えていたら、日が沈み昇ってきました。
テクニカルな事は僕に向いてないと諦めて、さっと本題に入ります。

皆さんはお酒の知識を、どの程度お持ちですか?
居酒屋はとりあえず生から始まる、くらいでしょうか。それともバーに入って即注文できる程度? あわよくば隣に侍らせた連れに「〜〜年のワインは〜〜で……」なんて講釈を垂れ始められるほど造詣が深い方もおられるかもしれません。

僕にはそういった知識がまるでありません。初めて友人2人と居酒屋に行った際、ビールを頼んでいる2人を尻目に梅酒を頼む程度にはありません。

ですから兎にも角にも、色々飲んでみて見識を広げること。
歳を重ね、これからどんどんアルコールを交えたコミュニケーションが増えるであろう若輩者の僕には、闇雲に藻掻きながら、我が「飲酒道」を照らす篝火BONFIRE灯すLIT必要があるのです。

ということで、はい。
ワンカップ焼酎、8本。
買ってきました。

焼酎の壁

何も考えず飲み始めたので開封済みの写真になっちゃいました

選手一覧です。

サントリー 鏡月green 20度 158円 200ml

合同酒精 鍛高譚 12度 138円 200ml

宝酒造 黒よかいち 25度 228円 220ml

アサヒ 金黒 25度 220円 220ml

合同酒精 ビッグマン 20度 170円 220ml

宝酒造 大自然極上 20度 168円 220ml

札幌酒精 SAPPORO SOFT サッポロミニソフト 20度 172円 200ml

合同酒精 White Liquor GODO ミニゴードー  25度 189円 200ml

なお価格は近所のスーパーの税抜き価格です。各社の希望小売価格とかではないので、ご注意を。

続いて評価者気取りの入場です。


freedman
一人で自主的に酔ったことがない。酒を純アルコール量あたりの価格で語る。飲酒の理想形は癖のない酒で酔った上でサンガリアの「まろやか バナナ&ミルク」を飲む生活。

S君
周囲からよく酒を持ち込まれる。直近ではついに勝手に買ってこられた酒の金を徴収された不憫な男。本人曰く、自分の舌は死んでいるらしい。


では対戦開始。
2人なので2本用意しておき、かわりばんこに飲んでいく方式です。今考えると普通に同じ酒飲めやって感じもしますね。申し訳ありません。
そしてここから、飲酒当時の生の感想が述べられていきます。どう曲解したって企業側の得にならないフザけた感想ばかりなので、話半分で読んでください。

まずは難しい漢字コンビ、鏡月と鍛高譚からです。


鏡月

ずっとこのアス比です

freedman(以下f):何かがいる その引力だけがある ダークマターみたい
S君(以下S):なんかふんわり、さわやか かろやか (何も)無いけど?

こんな感じの文章がこの先続いていきます。覚悟の準備をしておいて下さい。


鍛高譚

f:サラダの皿の底に溜まった野菜の水気で薄まったしそドレッシング
S:草の苦みがする

このコメントに関しては取り繕う事ができないので黙っておきます。

次にお高め芋焼酎コンビ。


金黒

f:アルコールの存在マシマシ アルコールの悪いところが見えるので他の悪いところが目につかない
S:水 苦い水

実際僕はアルコールには悪い所しかないと思ってます。
「水」はやばいでしょ。


芋よかいち

f:金黒より甘い(当社比) 日本におけるウイスキー的な立ち位置? アルコールはそこにいる
S:比較対象がない 「コーヒー好きな人これ好きそう」って言われそう

「比較対象がない」はそれ言っちゃおしまいでは?
なお僕が飲んだことがあるウイスキーはトップバリュのクソ安いのだけです。

3セット目は「安い酒」の代名詞的に扱われることも多い [要出典]2本です。


ビッグマン

f:いいちこよりはアルコールの存在があるが 価格を考えるとかなり良
S:わかんなくなっちゃった

字面だとS君がだいぶ酔っているように見えますが、僕のほうが酔ってます。S君は酒に強い。食レポには弱いかもしれませんが。


大自然極上

画像が小さすぎた

f:ビッグマンよりアルコールの存在がある 含んだ口の上の方に揮発したマッキー
S:結構苦いぞ 舌で転がさずに嚥下すると飲みやすい

S君が急に饒舌になりましたが、僕が「水っぽいってこと?」と聞いても彼は否定しませんでした。多分そういうことです。

最後の2本は、これまでのペットボトルとは面構えが違った瓶コンビ。ちなみに「瓶コンビ」は回文です。無意識でした。


ミニゴードー

f:ビッグマン(20度)とタメ
S:「封」ってシールやば
こいつはアルコール感じる 水じゃねぇ!

未開封を証明するため、蓋と瓶の境目に「封」のシールが貼られていました。確かに物々しくてちょっと怖い。


サッポロミニソフト

f:合同のほうが好き 20度ならもう少し頑張ってほしい
S:薬の容器みたいな蓋 病院の棚にあって良い なぜか最初に甘いって感じた けど苦いよ

「甘い」と「苦い」が分かんなくなっちゃったS君。僕が「口当たりがいいってこと?」と聞くと「それかも」との答え。
もう我々はダメかもしれません。


結果発表

酒の感想を述べるに値しない2人が、手前勝手に、なんの権威もないランキングを作成しました。
上位3位を、下から発表していきます。


第3位:2位と1位以外


待ってください。全力は尽くしました。ですがモノを識らねばなにも決められないのです。

ということで第3位は2位と1位以外と相成りました。
なぜ上位3位からの発表にしてしまったのか。
果たしてこれから先どうなってしまうのか。
続きまして2位。


第2位:ビッグマン サッポロミニソフト


まさかの同率2位。ちなみに僕がビッグマンで、S君がサッポロミニソフトです。

ではいよいよ名誉ある第1位は。


第1位:いいちこ


いや、すみません。本当にすみません。
でもいいちこがいちばん良かったんです。癖のなさが段違いでした。

では最後に、順位に基づいた各焼酎の一覧をご覧ください。
最後についてるよくわからん小数は「アルコール1gあたりの価格」です。

1:三和酒類 いいちこ 20度 5.125

2:札幌酒精 サッポロミニソフト 20度 5.375

2:合同酒精 ビッグマン 20度 4.8295

3:アサヒ 金黒 25度 5

3:合同酒精 鍛高譚 12度 7.1875

3:合同酒精 ミニゴードー 25度 4.725

3:サントリー 鏡月green 20度 4.9375

3:宝酒造 黒よかいち 25度 5.1818

3:宝酒造 大自然極上 20度 4.7727

こう見ると、いいちこはアルコールグラム当たりは少し高めですが、なんとサッポロミニソフトの方が高いという結果になりました。
また、12度しかない鍛高譚はかなり割高です。
そして一番安いのはミニゴードー。さすがビッグマンと同じ製造元なだけはありますね。

ただ、単価が高いカップ酒と900mlの瓶が混在しているという前提があり、また価格は近所のスーパーが設定したものなので、一概には言えないことに留意していただきたいです。

ということで、ワンカップ焼酎飲み比べ大会は、なんと我々の思い出になったはずの「いいちこ 20度」が荒らして終わり、という顛末を迎えました。

もちろん金黒などの芋焼酎、鍛高譚のような独特のフレーバーがあるものにも良さがあります。ですが、今回は2人とも「飲みやすい酒」という観点でジャッジしたことがこの結果を招いたと言えましょう。

では、我々は残りの焼酎を消費……

おや?

これは、S君が買っておいた酒。

鍛高譚の梅酒。

The CHOYA SINGLE YEAR。

2本とも梅酒。

焼酎がこんなに余っているのに、飲んでしまうんですか?

あ、はい。

グビリ。

あー。

あーーーーーー。

ああああああああああ!!!!!

1位1位1位〜〜〜!!!!!

梅酒最強梅酒最強!!!!!!

混成酒リキュール最高!!!!!

評価

鍛高譚梅酒・CHOYA
f:一番うまい
S:うまい 砂糖は偉大


順位

1:鍛高譚の梅酒
1:The CHOYA SINGLE YEAR
1:鍛高譚の梅酒
1:The CHOYA SINGLE YEAR
1:鍛高譚の梅酒
1:The CHOYA SINGLE YEAR
2:いいちこ

この後、梅酒を2本空けて、ゲームして寝ました。
さようなら。

ここはどこだ